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2024年の旅立ち

職場が改装中でいままでよりフロアにいる人間が減った。減ったことで、時間の経過につれて気温が下がる。

まず日が暮れる。寒い。21時過ぎたあたりで、早出の社員がいなくなるので寒い。人が減るということは、起動しているパソコンも減るので、これまた寒い。

年末のある日、悪寒が走って職場に置きっぱなしにしている上着やストール、手袋を引っ張り出して体を温めたけど遅かった。次の日には喉が痛かった。

そのまま正月休みに突入。寝正月。笑点を観てたら、あの大きな地震が発生。新潟の兄や友人たちと連絡を取り無事を確認。次の日から仕事が始まった。

喉はガラガラだったけど、3日ぐらいで普段の声に戻った。今度は咳がなかなか治らない。30歳過ぎてからは風邪を引いては気管支炎に移行することが増えたので、今回もそれかと気軽に考えていた。

気付いたら15日。これは長い。かかりつけの医院に行った。抗原検査だけどコロナでもインフルでもない。「血液検査しましょう。結果は木曜日」

はい。マイコプラズマ肺炎でした。中国で流行っているものが、日本にも流入しているそうで。どこでもらったのか全く心当たりがない。子供がかかる病気だけど、最近は大人も罹患するようになった。わたし若い!というわけではない。

8年ぐらい前にもマイコプラズマ「気管支炎」を患ったので、もらいやすいのかもしれない。

インフルにはかかったことがない身体に入り込むマイコプラズマ、おそろしや…。惰性でマスクしてるし、お店に入ったら消毒、家に帰っても手洗いはしている。にもかかわらず。

お医者さんからは「どこからもらうかなんてわかんないよ」と、インフルにかかったことないからインフルワクチン打ったことないと話す私に呆れ顔。

「右の胸、磨りガラスみたいになってるよ」。レントゲンで指差して教えてくれた。なかなかのパワーワード。磨りガラス。

インフルみたいに出勤停止とかないらしい。お医者さんに何度も聞いた。「会社行ってもいい?」。「行ってもいいけど、咳できっと嫌な顔されるよ」

今回は我慢し過ぎた。咳のしすぎで胸が痛い。素直に休もう。と、決めた。

あの年末の悪寒から始まっているはずなんだけど、職場に感染者はいなかったと思うし、会食もしていない。本当にどこからやってきたんだ。

ブラック会社で働きすぎていて、休むことに罪悪感がある。少しの不調は働きながら治してきた。もうそれが通用しない身体になったのだ。老いるってつらい。あと、風邪を引いたら気管支炎が残りやすいことを忘れずに病院に行こうと思った。

2024年はそんな前途多難なスタートを切ってしまった。全く正月らしいことをしていない。

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