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がんステージ4でも治す!① 自己導尿なんて怖くはない、しかし懐は痛い

タイトルを変えました

『がんステージ4でも直す』にいたしました。数%でも可能性があるなら。想いを込めてポジティブに自分に暗示しています。物事に絶対なんてあるものか!がんになってからどのくらい経つかなんて数えるのやめた!

【あらすじ】
①41歳で直腸がんと診断、化学療法→放射線治療→手術により一旦、『がん』が消失、43歳で『がん局所再発』、人工肛門保有です。

②無理だといわれていた手術を阪大病院にて2024年7月3日に実施。しかし、腹膜転移により手術は中断。手術は小腸閉塞部切除&腸つなぎ合わせ+仙骨一部切除のみ。

現在術後18日目。入院21日目。

③手術の影響で自力排尿が現在困難。自己導尿になりました。

④今後、抗がん剤治療。腹膜播種・薬の幅が狭まる。残り時間はいかに?腫瘍内科医の医師から『まだまだわからないよ。したいことどんどんしたほうがいい』と言われ落ち着く、44歳のおじさん。

【本編】

自己導尿は痛いのか

もう自身でできるようになりました。何度も言いますが気持ちいいものではありません。見た目はグロいですし、管が入っている感じは気持ち悪いです。でも慣れますよ。個人差はあるかもしれませんが、そこのあなた、きっと大丈夫です。

手順はこんなです。

1.石鹸で手を洗う
2.導尿しやすい姿勢をとる(座位でも立位でも可能)
3.陰部を消毒します
4.カテーテルに潤滑ゼリーを塗ります
5.尿の出口にカテーテルを差し込みます
6.ゆっくり挿入していくと管から尿が出てきます
7.尿が出なくなったらカテーテルを引き抜きます

当初、尿の出口からカテーテルを差し込む恐怖感はすさまじいものでした。


カテーテル

尿道カテーテルの歴史

昔は『ヤシの葉』や『金属の管』を差し込んでいたらしいです。

1860年にゴムカテーテルが登場。

そこからしばらくは感染症予防のため留置カテーテル(管をさしっぱなし)が主流でした。

1966年にイギリスで『間欠的自己導尿(6時間ごとに管を入れ尿を出す)』が脊髄損傷センターで開発されました。この頃はカテーテルを『完全に無菌する必要がある』と考えられており、かなりの費用がかかったそうです。

1976年に『厳密に無菌にしなくてもよい』とわかり、現在に至ります。


しかし、最初にこの処置を考えた方は頭がおかしいですよね。

『おしっこが出ないなら、管を差し込めばいいんじゃない?』と言って

管をおもむろに差し込んだわけですよね。

しかも『ヤシの葉』や『金属の管』を…。

尿管破裂した方もおられたでしょうね。


私の場合、導尿は一日に二回、9時と21時です。

一回の排尿量は200~500ml、一日700ml~900ml。

おそらく今までもそれくらいだったのでしょう。

でもトイレは一日4回くらい行ってました。


退院しましたら、カテーテルや消毒剤・ジェルなどを自費購入しなければなりません。

公費でこれら医療物品を購入することができますが、『障害者認定』が必要です。

これがまた厄介で『永久的に』自己導尿が必要な場合に認定されるのです。わたしの場合は約一年は回復する可能性がゼロではないそうです。

したがって審査が通るかどうかわかりません。主治医に『ええように』診断書を書いていただきたいですね。

どれだけお金かかるねん。

ちなみにカテーテル50本で3000円くらいとネットでみました。

高級なものは30本6600円…。

これにジェルや消毒剤つけたらいくらしますかね。

クラウドファンディングでもしようか…。

障害者認定がされれば、私は『身体障害3級』『障害年金2級』になります。

※自己導尿だけですと『身体障害4級』『障害年金3級』です。わたしは元々、永久ストーマ保有のため『身体障害4級』『障害年金3級』です。

障害とは思ってないですけど。

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