異世界転送系マンガを30作品読んで決めた子どもへの教育方針

僕はアプリにLINEマンガやピッコマなどを入れているのですが、
今、ものすごい数の異世界転送系作品があります。
結局オタク向けでしょと思って、正直なめていました。

最初になんとなく読んでみた
『無職転生〜異世界行ったら本気だす』


が思いのほか面白く、
転生もの、悪くないじゃんと思って読み漁ってしまいました。
そして気づけば30作品※を超えていました。
 ※未完結のものも多いので、途中までのものも多数含みます。

そして気づいたのが異世界転生系の共通点と教育への学びでした。


個性に気付けるのかどうか

異世界転生系作品のテンプレートといえば、前世の記憶を持っていたり特殊能力や知識を身に付けたりして無敵(いわゆるチート)状態になって異世界で無双するというものです。
さらに言えば、現実世界では引きこもりだったりニートだったり、クラスでも目立たない存在だったりと全くもってパッとしない人物が主人公になる傾向が高いのも特徴です。
まあ、こうなったらいいなという願望が強く作品に影響されているのかもしれません。だからこそ痛快で面白いのも確かです。

最初からチート能力を身につけていきなり無双する作品もありますが、微妙な能力持ちの主人公も少なくありません。
例えば
『不遇職『鍛冶師』だけど最強です』


『不遇職【鑑定士】が実は最強だった』

など不遇職シリーズでは、社会において卑下されがちな職業になってしまった主人公がその能力をうまく使いこなすことで社会的ポジションを確立していくというもの。


これらの作品の主人公は、自分の個性が他の人よりも劣っていると卑下することなく、自身の個性をポジティブに捉えるところから始まります。

子どもたちには、ないものねだりで他の人の個性を羨む前に、自分自身と向き合って自分にしかない魅力に気づくところからスタートして欲しいと思います。

壁にぶち当たってもあきらめない、考える力

例えば前世の記憶系の作品、よくあるのが歴史物ですね。
異世界ではないのでタイムスリップものになるのでしょうか。
パターンとしては歴史の知識を駆使したり、現代ではあたり前の科学知識を駆使することで出世していくストーリーです。


勉強をして知識を身につけていくことの重要さはもちろんのこと、いきなり異世界に飛ばされた後にパニックを起こさずあきらめずに考えること、実はこれがとても重要なのだなと感じます。

「ママー!」と泣き出したところで異世界であれば助けに来れるはずもありません。泣いているうちにモンスターと出会って人生終了です。

いかに冷静に状況や自分が今持っているスキル、知識、ツールを判断できるか
子どもたちについても、判断力は後々ついてくる能力だと思いますが、壁にぶち当たったらまずはとにかく考えること。そこで誰かに頼るのか、自力でなんとかするのかなど次につながるアクションにつなげて欲しいと思います。


チート能力を生かすも殺すも自分次第

『双穹の支配者』という作品では、おっぱいを自在にあやつるという超ハズレ能力を授かった主人公がおっぱいをあやつる能力を活用して、世界を救う勇者となるというトンデモストーリーなのですが、ここからも学びがあります。

おっぱいをあやつるという一見意味不明な能力を主人公は独特の応用をすることによって、問題解決をしたり戦闘で勝利したりするのです。そりゃ漫画だからどうにでもなると言っちゃ身もふたもありませんが、応用力の高さは見習うべきところがあると僕は思います。応用力さえあればハズレ能力なんてないということです。


能力とはいわゆる才能です。活かす場と活かし方さえ間違えなければ大成することでしょう。
子どもたちにも何かしら能力を持っているはずです。勉強ができるとか、運動神経がいいとかそういう目立つものばかりではなく、折り紙が上手、耳がいい、誰とでも友達になれるなどあまり目立たないけれど素敵な個性を発見したいと思うのです。

ここは異世界ではありませんから、見つけたらそっと子どもたちに教えてあげたい。
「あなたのこんなところが好きだよ」って。

ありがとうございます!これを励みに執筆活動頑張ります!