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苦手科目の克服

 初学の時からなんとなく苦手だったのが雇用保険と年金。
学習を進めるうちに雇用保険はだんだん苦手意識がなくなってきました。
ただ、苦手感が薄れたからと言って得点できるようになったわけではないですが(;^_^A

年金科目の克服が課題に

 問題は年金でした。なにしろ前回の試験で大きく足を引っ張ってしまったからです。
年金の学習にはいろいろ説があります。
「年金は何度も改定を重ねてきた、つぎはぎも多いので理屈で理解するのは困難」とか「理屈で理解できる」とか。聞く人によってばらばらで、いったいどっちなんだ(-_-;)と思いながら、どう苦手意識を克服していくのかそこが大きな課題でした。

年金アドバイザー試験を受験

 色々調べていくうちに、年金アドバイザーの試験があることを知りました。不合格はやはりつらい。何か「合格」と呼べるものが欲しい…と手当たり次第に試験を探していた時のことです。
調べてみると「年金のことが体系的に学べる」とか「知識の点と点をつなぐことができる」とかいろいろ紹介されていました。
一部の業界向けのものではあるものの、社労士試験とは親和性があり今後の学習にも役に立ちそうな気がしました。

 そこでさっそく、テキストと過去問題集を入手し学習を始めました。
社労士試験の年金科目よりは範囲が狭いものの、年金制度の一定の知識がないと理解できないなと思いました。事例問題なのである程度の基本的知識がないと問題が解けません。テキストの学習、というよりは問題を解いて問題に慣れることが肝心だなと感じました。問題を解くことで知識の点と点が線で結ばれ、だんだん面的な広がりを感じるようになってきました。
 受験したのは3級でした。試験では意外にサクサクと回答でき、無事合格することができました。合格率は30数%程度。

苦手意識が消えた

 社労士試験学習者は3級を受験するといいなどとよく紹介されていますが、たしかにすでにインプットした知識で十分対応可能だと思いました。
新たにインプットする必要はほぼなく、事例問題が中心なので、問題の解き方にいかに慣れるのかがキモでした。
3級受験で、社労士試験の学習とはちょっと違う角度から年金を見直すことができたおかげで年金の全体像がなんとなくぼんやり見えてきました。
同時に苦手意識もなくなっていました。

背伸びは禁物、基礎固めに集中すべき

 3級の試験ではあまりにもサクサク問題が解けたので、こんどは2級を狙うか!と数か月後の試験に挑戦しました。

撃沈。
2級に挑戦してみて、たしかに、社労士試験の学習者は3級レベルで十分かなと思いました。3級受験で年金科目に対する苦手意識がなくなってきていただけで、年金の理解が十分に進んでいるわけではなかったことをきちんと自覚すべきでした。2級受験はあきらかに背伸びでした。
しかも記述式なので、それ向けにそれなりの訓練も必要でした。
結果、2級受験は社労士試験に合格してからでいい、というのが私の結論です。調子に乗って背伸びせず、基本知識の定着と理解の促進に力を注ぐべき大事な時間を必要以上にロスしていることに早く気づくべきだったなと今では思います。

あらたな景色が見たい

 学習をしていると「中だるみ」が何度か襲ってきました。だんだんと何度も学習を繰り返していることに飽きてきて、つい目先の変わった試験に目が行ってしまうこともありました。たとえばメンタルヘルスマネジメント検定とか。
社労士試験の学習をしているといろんなことに視界が開けてくるので、気持ちを抑えるのが大変でした。
長い学習期間。集中力には多少自信はあっても、モチベーションの維持はまた別問題でした。最後は精神論。どうしても合格!あらたな景色を絶対見てやる!その気持ちがすべてを上回ったのが今年の受験でした。


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