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社会人のGW南部アフリカ冒険記⑦〜ナミビア最終日篇〜

日本より遥か南西ナミブ砂漠のど真ん中で迎える2回目の朝。
昨日はしっかり目的を果たし、これ以上ここに用はないので今日はナミビアの首都ウイントフックに戻る。

日の出前5時。
昨日も見た星空を見上げる。
同じ景色だが圧巻の一言。
星降る空ってこういうことなのか。

日が昇り辺りが明るくなると、昨日の夜自炊して捨てた残飯がハイエナに荒らされていた。
ロッジの前で料理をするスタイルなのだが、昨日の夜食事をしている時点で暗闇に黄色い目がいくつも浮かび、こちらを狙っていた。

これは身の危険かと思っていたら、こちらが動くとその黄色い目は一目散に逃げ出す。
食事を終えるのをじっと待っていたようだ。

日の出とほぼ同時にウイントフックへ走り出す。
行きはかなり過酷な道をきてしまっていたのでロビーにいた係の兄ちゃんにオススメの帰り方を教えてもらった。
少しチップを渡して別れを告げる。
彼らはこの辺境の地でどう暮らしているのだろうか。
人が住む場所ではないが、出身はどの辺りなのだろう。

そういえばロッジのスタッフはみんなとても親切で、滞在中はほどほどに話しかけてくれた。
遥か遠い地の他人だけど、どうか健康で過ごしてほしい。

また耐久ドライブかと思いきや、行きで慣れたのか、驚くほどあっという間にウイントフックへたどり着いた。


これが帰りのルート。
行きにも寄ったソリティアを経由し、レホーボスという街を経由しました。
国道B1にたどり着くまでは未舗装道路ですが、そこからはずっと舗装路なのでスピードも出せるし何より快適です。
パンク防止優先であればこちらのルートを推奨します。
冒険感が欲しければ⑤の記事のルートを参照ください。

帰りは後半が舗装路だったおかげでスピードが出せたため、合計5時間ほどでウイントフックへ帰還。

ちなみにレホーボスにも寄ってみたがかなり緊張感のある街だった。
観光客なんて来るはずもない田舎町で、野犬がうろついている。
言ってしまえば想像通りのアフリカの田舎。

ご飯でも食べようかと思ったが適当な場所が見当たらない。
小綺麗な日産の自動車で少し街中を流しているだけでジロジロみられるので、そそくさと退散した。

国道B1はただただ一直線。とにかく北へ向かう。
時折現地の人たちが通り沿いで遊ぶ子供達を横目にヒッチハイクをしているのを見かけた。もちろん乗せる余裕はない。
彼らはどうやってそこまで来て、そこで何をしていて、ヒッチハイクでどこへ向かおうというのか。皆目見当もつかない。

ロッジを出て5時間、無事にレンタカー屋まで戻ってきた。
ナミブ砂漠までレンタカーで行った記事などをたくさんみたが、トラブル無しで帰って来るのはありえないと思っていたので、何事もなく戻ってこられてよかった。

受付まで行くと日曜に店を開けてくれたご機嫌な巨漢はきっちりワイシャツで仕事モードになっていた。
あんなにご機嫌だったのに、仕事が忙しいのかあっさり車を返却して終了。

さて、無事にウイントフックへ戻ってきた。
時刻にして15時くらい。

先日はいい時間帯に行けなかった商業施設を覗く。
大勢の人が行き交い、カフェには夫婦やカップル、学生が座っている。
こうやってみると本当に普通のイオンを歩いているようだ。

外には露店も並んでおり、あまり調子に乗って歩き回るのも良くないのだろうが、ブラブラしてみる。

明日はこのアフリカ旅2つ目の国、ジンバブエに向かう。
今日のところはウイントフック市内で宿をとり、朝一で空港へ向かう段取りだ。

商業施設から宿までは20分くらい歩けば着くので、特に乗り物は使わなかった。
よく考えれば日中この街を歩いたのはこの日だけだった。

アフリカの国の首都。
多くの車が行き交い、外も多くの人が出歩く。
やはり視線は感じるが仕方のないことだ。

今回の宿はこちら。リベガハウス。
https://www.booking.com/Share-MVyW8H

フロントで朝一に空港へ向かいたい旨を告げ、くつろぎながら夕食を探す。

夜になってしまったのであまり出歩かないレベルで近場のシーフード料理屋を見つけた。
ナミビアは世界のなかでも魚の消費量が少ないようだが、ポルトガルの文化が混ざっていたり、西の海沿いにも街があったりする関係でシーフードもないことはないようだ。


せっかくなら現地人に混ざってローカルフードを屋台とかで食べたいところだが、ざっとみた感じこの街にはそういった食に関する強い文化のようなものは見当たらない。(あるとは思うのだが見つけられなかった)

その点、アジアの国々にはそれぞれの街ごとに根付いた食の文化がというものがあるということに気付かされた。

さて、明日はジンバブエへ向かう。
どんな国なのだろうか。

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