社会人のGW南部アフリカ冒険記11〜ボツワナ入国篇〜
ジンバブエ入国2日目。
今日はこの旅程で唯一のツアーを申し込んだ。
行き先はお隣、ボツワナ共和国が有する広大な国立公園、チョベ国立公園だ。
このチョベ国立公園というのはアフリカ大陸の中でも有数の野生動物生息区域でありながら、ゾウの楽園ともいわれており、とにかくアフリカゾウが密集している場所だそうだ。
野生動物を見に行くというのは昔から漠然とした憧れがあった。今回は動物園ではなくホンモノをみにいくのだ。
今回のツアーの内容は、丸一日かけて国立公園をめぐっていくというもので、送迎は宿の前まで行われるというVIP待遇。
砂漠最奥地まで自力で行って帰ってきた身からすると、なにか背徳感すら感じてしまう。
が、今回はとにかくガイドについていきさえすればいいのだ。
朝7時、宿の前でお迎えを待つ。
朝の出勤の時間なのか、チラホラ歩行者を見かける。
なかには音楽をかけて歌いながら歩いている人もいる。
そういう人はだいたい目が合うと、よお!と声をかけてくる。
日本に戻ったらないこの空気感を存分に味わっておこう。
25分遅れてバンがやってきた。
中には運転手とガイドのような人と、西洋系のおばさん二人が乗っていた。
名前を告げて乗車。じゃあボツワナに向かうぜ〜。とのこと。
客はこちら含めてどうやら2組のようだ。
ボツワナの国境に向けて西へ走る。
両側茂みに挟まれた一本道をひたすらまっすぐ進む。
30分ほど走っただろうか。
車がゆっくり止まり、ガイドの人が振り返ってジュラフ!と言う。
ジュラフ・・ジュラフ!?
窓の外を見ると茂みの中からひょこっと、よく知るあの顔が出ていた。
本当にいるんだ・・。
これは僕が最も好きな動物。
みればみるほど不思議なあのフォルムと優しそうな顔が好きだ。
今回の旅でみれたらなあと思っていた。
国立公園内でジープに乗りながら双眼鏡とかで探す、、みたいなことをイメージしていたのだが大幅なフライングだ。
国立公園にいるのはもちろん野生なのだがこのフライングこそ野生感があって、一匹だけだがなんかツアーが始まる前から満足感を感じてしまっている。
道の続きを走る。
遠くを眺めていると広大な平地の緑がみえてくる。
どこからが国立公園なのか、そもそもどこからがボツワナでどこまでがジンバブエなのかはさっぱりわからないが、遠くまで遮るものがなく、絶景だ。
2時間ほど走っただろうか。
ボツワナの国境に到着した。
一旦車は降りるように指示を受ける。
入国審査を受ける前に、泥水のようなところに靴の裏をつけるように言われる。
よくわからないが言われた通りにする。
消毒?水洗い?水たまりのようなところで靴裏をゆすぐ。
我々が乗ってきた車もその水たまりのようなところを通ってタイヤを洗っていた。結局これはなんのためだったのかわからない。
ちなみにここには小さなサルの親子がいた。かわいいね。
イミグレはなかなか長めの列。
1つ前に立つおばちゃん(同じバンの二人組みとは別)が話しかけてくる。
アジア系の顔なのだが話を聞くと中国系のアメリカ人。
綺麗な英語だがとっても聞きやすい。
あまりアジア系の顔はみかけないから話しかけてくれたようだ。
パスポートチェック担当の兄ちゃんは楽しんでこいよと言わんばかりにサムズアップ。
ちなみにボツワナにはパスポートの残存有効期間が6ヶ月あればビザは不要。
ジンバブエとザンビアに入国する際にはビザが必要になるのでこちらはザンビア入国篇にて記載予定です。(ジンバブエ入国の際に書けばよかった)
入国審査を終えタイヤを洗い終えたバンに戻る。
あれ、なんか運転手変わってるな。
「Hey guys welcome to Botswana!」「yeeeeaaaah」
さらに30分ほど走り、川沿いのロッジに到着する。
今日の予定は午前はザンベジ川をボートで進み、午後はジープに乗って陸地のゲームドライブ。
一旦ここのロッジを基地とするようだ。
次回、ザンベジ川の探検。