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【勉強法】全体像を掴んでから細部を学ぶと効率良く学習できる

今回は「効率が良い学習の進め方」についてお伝えします。

勉強ができる人は、先に学習したい対象の全体像をつかみます。
次に、細かい部分を勉強していく。そういった「やり方」で勉強していくそうです。

最初に、概要(全体像)をつかんでから、詳細な項目(部分)について詰めていきます。おおよその流れを把握した上で、細かい部分について学んで積み上げる。

全体を知り→細部を学ぶ

全体を知ってから、詳細を学ぶことで得られる効果を分析、解説してみたいと思います。

*本日の内容は、ミクロ視点とマクロ視点の話と関連性があります。まだ読まれていない方は、先に、こちらのnoteも合わせてご覧ください。そちらの方が、より本記事の理解度が深まると思います。

あらゆる物事は「全体→細部」で構成されている

勉強に限らず、全ての物事には流れ、パターンがあります。
どんなものでも、大枠があるものです。

恋愛で言えば、男女が付き合うまでのパターンとして、どこかで出会って、第一印象で気に入って(または回数を重ねて気になる)連絡先を交換して、コミュニケーションを重ねていき、何度かデートして告白するみたいな?

料理で言えば、こんな工程が考えられます。

・準備(買い物、レシピ検索)
・調理(材料を切る、煮込む)
・食べる(盛り付け、皿を運ぶ)
・片付ける(食器を洗う、拭いて食器棚にしまう)

だいぶ、ザックリ書いているので、突き詰めればもっと細かく書くこともできます。もっと広げれば、他にも必要な項目があるかもしれませんね。

ここで、お伝えしたいのは、どんなものでも「全体と部分」の組み合わせによって、1つのものが構成されているという点です。

この世のありとあらゆることは「全体像」を持っていますし「部分」が集まって、1つの「全体像」が構成されています。

「タイトル」と「目次」をイメージしてみよう!

全体像と部分の関係は、本の「題名」と「目次」の関係に似ています。
実用書、小説、教科書、専門書、漫画、雑誌・・・

さまざまなジャンルの書籍がありますが、「タイトル」と「目次」によって知識、情報が、体系化されています。

そのおかげで「タイトル」と「目次」をみれば、どんな本なのか?
どこに何の情報が書かれているのか?について、調べることができます。

知識、情報、スキルは体系化(構造化)できる

コミュニケーション術、電話対応、接客マニュアル、家庭菜園のやり方・・・
業務マニュアル的なもの。

本という媒体は、いろいろなジャンルの知識やスキルが学べます。
一冊の本という形で、知識、スキル、情報が構造化されています。
本の著者が、わかりやすく情報を整理して、目次(アウトライン)を作成してくれます。

もし、本の「タイトル」と「目次」がなかったら・・・?
タイトルが書かれていない、表紙が真っ白な本があるとしたら・・・
何が書かれたものなのか?中身について、想像がつくでしょうか?

ただ、文章だけが淡々と小説のように書き連ねていたら、はじめから、最後まで、全部読んでみなければ、何が書かれているのか判断することは不可能ですよね?

まさに、全体像を把握せずに部分だけ積み上げるという学習方法は、本の目次とタイトルを読まずに、最初から最後まで文章だけを追っていく読み方に近いです。

「タイトル」と「見出し(目次)」を見れば、本の中身が想像できる

このnoteのタイトルは、上手いタイトルではないですが 笑
それでも、タイトルだけ読んでも、勉強法についてなんだな。
効率が良い学び方について書かれたnote (記事)なんだなと伝わりますよね?

タイトルがついてるおかげで、どんな「テーマ」について書かれた記事なのか想像がつきます。結果、この記事を読んで下さる方は、勉強の方法についての情報が欲しい人にご覧いただけていることと思います。

さらに「目次(見出し)」もセットでご覧いただければ、どんな情報が書かれていそうなのか?どんな感じで話が展開されていきそうなのか?
全体の構造と流れを感じることができます。

知識、情報を整理して体系化するのは時間がかかる(非効率)

ネット記事、本などは情報が整理されて体系化、構造が用意されています。
なので、ザッと目次と見出しを読むだけで、すぐに全体像を掴むことが可能です。

全体像があることで、おおまかな「流れ」が理解できます。
それにより、細かい細部(部分)について、理解を深めることができるんです。

もし、タイトルと見出しがなければ、自分で全部の文章に目を通して、情報を整理して、何について書かれた文章か?どこが重要なポイントなのか?
自分で体系化しなければなりません。

全体像を掴まずに、部分だけの勉強を進めてしまうと、非常に効率が悪い学習になってしまいます。最初から、全体像が用意されているならば、それを基準として、自分で、知識や情報を再構成したほうが効率よく勉強できます。

体系化されていない知識は使えない

先ほどから、なぜ?
こんなにも体系化についてや、全体像、構造を把握することが大事なのか述べているかといいますと・・・

知識や情報は、自分の頭の中で整理した状態で保存しておかなければ、いざという時に、引き出して使うことができないからです。

整理せずに、バラバラな状態で、知識や情報を格納しておくと、絶対に上手に引き出せません。

これは、例えるなら、ゴミ屋敷と呼ばれるような乱雑に物が置かれた部屋から、瞬時に必要な物を取り出すことを要求されるに等しいです。

ごちゃごちゃした、どこに何があるのか分からないような部屋から、必要なものだけをパッとすぐに取り出すことは簡単ではないでしょう。

知識と情報は整理整頓して頭の中に格納する

知識や情報を部分的に覚えておくことは、すぐに使えない状態で保存しておく行為と等しいです。ただ、適当に物を突っ込んで入れておくのと同じです。

洋服などで考えればわかりますが、クローゼットに何も考えずに、衣類を詰め込んだら、自分が着用する時に困ります。整理整頓して入れておかないと、着替えが必要になるたびに、棚から全部の衣類を引っ張り出さないといけません。

情報も同じように、整理整頓して、全体像をまとめて保存しておく必要があるのです。そうしなければ、使える知識として、身につけられないことでしょう。

全体像を掴むことで得られる効果とは?

ここからは、知識の体系化、全体像を掴むことによって何が得られるのか?
僕が重要だと思ったポイントを3つに絞り込んでお話しします。

1つめ、本質、重要なポイントを把握できる。
2つめ、意味、必要性が理解できる。
3つめ、知識が行動に繋げられる。

それぞれについて、見出しを設けてお伝えしていきます。
次から、全体像をつかんでおくことで得られるメリットを書き出してみます。

1.本質、重要なポイントを把握できる

1つめに得られるメリットは、全体を把握することにより、一番重要なポイントはどこなのか?という視点を持つことができるようになります。

全体を通して眺めることで、物事の「本質」部分を見抜くスキルが上達します。
大事な部分に目星がつけられるようになります。

全体を通して学習したおかげで、テストに出やすいポイントがわかる。
テスト勉強で例えれば、そういった感覚に近いかもしれません。

重要な要点に気づきやすい状態が作られるんじゃないかなっと思います。

2.意味、必要性が理解できる

2つめのメリットは、全体を通して眺めることで、背後にある隠れた情報に気が付きやすくなります。

表側で、ハッキリ明言されていない情報を受け取れるようになります。
自分の考察として、落とし込む力がつきます。

・その情報の位置付けはなんなのか?
・どんな役割を担っているのか?
・狙い、意図はどこにあるのか?

裏側を読む、考える能力が高まるんじゃないかと思います。
部分だけしか見てない時には気づけなかったことを発見できます。

3.知識が行動に繋げられる

3つめのメリットは、どのような因果関係があるのか?
全体像を把握することで、予想できるようになります。

・どんな効果があるのか?
・行動をする目的は何か?
・情報に、どんな意味(価値)があるのか?

全体像をつかんだ上で、部分を勉強する。
それによって、見えなかった情報、知識の関係性に気づけます。

その結果として、知識と行動を紐付けやすくなるのではないかと考えます。
これは、全体像を学んでいるからならでは、じゃないでしょうか。

例)ゲームの解説、攻略動画を見たことがありますか?

僕はYouTubeで、ゲームの実況動画や、プレイ動画をよく見ます。
それで例えると、ちょっと伝わりやすくなるかもなぁっと思うのでお伝えします。

ゲーム実況というのは、家庭用のゲーム機やPCで遊べる「ゲーム」画面を録画して、プレイヤーが遊んでいる様子を動画として撮影したものです。

実況動画などと検索すればたくさん出てきます。
人がプレイしている様子を見て、リアクションを楽しんだりできるのが面白いなっと思って見ています。

そんな、ゲームの実況動画の中でも、ゲームの「解説」や「攻略」をメインにしたものがあります。そういったジャンルがあるんです。

こういった解説系のプレイを撮影される方は、全体像を理解しています。

一度自分でプレイして、ゲームをクリアしておきます。
そうしないと、攻略のコツや、ゲームクリアのポイントを解説できません。

解説系の動画をアップロードしている投稿者さんは、ゲーム全体の構造を理解されています。始めから、終わりまでのゲーム全体の流れを理解できています。

01、多くのプレイヤーがつまずくポイントは?

どこが難しいのか?
難所を乗り越えるためのポイントは?

解説系動画の投稿者は、ゲーム攻略に必要なポイントについて把握できます。
なぜでしょうか?

それは、ゲームの構造を理解しようという視点で遊んでいるからです。
どこを重点的に解説すれば、プレイヤーの人たちのヒントになるのかな?

そういった視点を持って自分がゲームに向き合っているからです。

02、ゲーム攻略の鍵はどこにある?

初見だと「ゲームオーバー」になりやすい箇所があったとします。

ここのポイントでは、敵が大量に出現します。
そのまま突っ切ろうとしても、強制的に戦闘になります。

囲まれてしまうとマズイので、まず、距離をとりましょう!
倒すときは一対一になれる状況を作って戦うのが理想です。
この時に、最初のスタート地点から、200メートルぐらい後方にある民家に入りましょう!

こういった、攻略のためのヒント、アドバイスが出てきます。
これは、全体像を把握して、ゲームを攻略するという目的を果たすために必要になる部分の情報を集めているから為せる技です。

03、ゲーム攻略のヒントを活用できる

目的、ゲームをクリアすること。

解説動画では、必要な準備なども教えてくれますね。
具体的にどんな行動すればゲームを攻略できるのか?

例えば、レベルは〇〇まであると攻略が楽になりますよ。

Bというボスには、Cという必殺技で攻撃すれば、通常攻撃の3倍ぐらいのダメージを叩き出せますよとか、状態異常で攻撃してくるので、事前に回復アイテムは多めに持っておいた方がいいですよなど。

ゲームを攻略するというゴールに辿り着くため、何をすればいいのか?
多くのゲーム解説動画では、行動の指針を示してくれます。

・どうすればクリア(攻略)できるのか?
・どんな準備が必要なのか?

全体像を眺めているからこそ、詳細な部分についての攻略法が思い浮かぶのかなっと思います。

まとめ

今回は、全体像を掴んでから細かい知識を詰め込む。
これが効率の良い学習方法であるということについて書きました。

ありとあらゆる物事は、すべて「体系化」できます。
どんなものでも、全体構造と細部(部分)という関係性をもっているんです。
それは、ミクロ視点、マクロ視点のノートでもお伝えしたかと思います。

知識、情報は構造化して脳に蓄えておきましょう!
自分の中で、わかりやすく整理整頓して、いつでも使える状態にしてください。

知識や情報を部分で積み上げると、理解するまでに時間がかかります。
最初から全体像を作るという意識を持って学んだほうが良いです。

そうすれば、きっと今まで気づけなかった新しい視点で、情報や知識を得ることができるようになるはずです。

ぜひ、全体像を掴んでから、細部を学ぶというスタイルがあるんだなということを、知ってもらえたらいいなと思います。

具体的な学習方法については、また別のnoteにまとめたいと思います。
今回は長くなったのでここまでとなります。

それでは、本日も最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。

追記
2021/08/01 PM13:22
具体的な学習方法として「Mind Map」というツールを紹介しました。


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