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【いま、この人にフォーカス】第1回 住谷栄之資さん

【いま、この人にフォーカス】第1回 住谷栄之資さん

私は、「日曜日の初耳学」という番組の「インタビュアー林修」が大好きでよく見る。
人の生きざま、というものにとても興味があるのだ。
テレビに取り上げられるくらいの人は、たいてい成功している人が多いが、
なかでも、「何者でもなかった人」が、のちに「何者かになった」という話がとても興味深い。
特に、周りから認められてなかった人(ダメ出しされていた人)が変貌を遂げた話はさらに興味深いものだ。

とまあ、前置きはこのくらいにして。
ただ、今回の「この人」は、上記の類ではない。

ニートの時代を憂い、これからの日本に危機感を持ち、現代社会のひずみを埋めたい・・・。
このような思いから、日本で「キッザニア東京」を立ち上げた。

「キッザニア東京」は、100社以上のパートナー企業と提携していて、3~15歳までの子供達が
「職業意識を持って勉強できる」
「社会の仕組みを学ぶことができる」
「五感を通じた体験ができる」etc...
本物の職業体験ができる場所だ。
そこは一つの国になっていて、社会の仕組みが凝縮されている。

私も、子供達が小さい時に何度か連れて行ったことがあるのだが、
親もやってみたい!と思わせるようなリアルさ、ワクワクに満ちていた。
朝早くから並ぶのはつらいが、そんなつらさも吹っ飛ぶほどの魅力ある施設だった。

職業体験だけが、キッザニアの魅力ではない。
社会の仕組みの一環として、お金を稼ぐ・使う・貯めるの金銭教育にも一役買っているのだ。
銀行口座を作ってATMで入金したり、デパートで買い物したり、稼いだお金を持ち帰ったり。。。
うちの子供は、網羅してたな~。
今は分からないが、デパートの品物は高くて、少し働いたぐらいでは買えるものがなかったと記憶している。
その辺りも、お金を稼ぐ大変さを実感できたように思う。

また、住谷さんは、「子どものモタモタを見守る施設」だという。
1人1人の子供に寄り添い、モタモタという大切な時間を過ごしてもらうのだと。
今の世の中本当に忙しく、親は子供の動作が遅く感じるし、イライラもする。
私もその一人である。
キッザニアでは、子供の体験をガラス越しに見守るしかできない。
口出しがないから、子供はマイペースでやりたいことができるのだ。
だから、その時間そのものを楽しむことができる。

今は、親が働く姿を近くで見られない時代。
職業体験を通じ、仕事をすることの大変さや、物事に活き活きと積極的に取り組む楽しさも味わっているのではないだろうか。

昔に比べると、職業が多様化している一方で、夢のない子供達も増えていると思う。
職業体験をすることで、何かを発見できるいいきっかけになるかもしれない。
向き不向きかもしれないし、憧れの職業を見つけて夢を持つきっかけになるかもしれない。

今の子供たちは、ゲームにスマホにPCに、デジタルだらけの毎日を送っている子が大半だ。
だからこそ、キッザニアのような場所で、職業体験をして欲しいと思う。

キッザニアには、子供達に今欠けている環境や生きていく上で必要な要素が盛り込まれている。
そんな場所を作ってくださった住谷さんに心から感謝だ。
ちなみに、私の父と同年代。
なんだか、親近感がわく。

*住谷さん出演の「日曜日の初耳学」は、Tverで5/21(日)21:59まで見られます。
Don’t miss it!


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