ハロプロソロフェス、全員分考えてみた。vol.2 娘。後編

前回に引き継ぎハロプロソロフェスのリクエスト曲を考えていきます。

今回は娘。9~12期です。

No.7 羽賀朱音 ヒロインになろうか!/Berryz工房

おやき(ねちんのこと)のどこかホッとするような柔らかな声質には様々な可能性を感じます。去年のひなフェスでは、ザ・アイドルというようなキラキラ感のあるパフォーマンスで驚かされました。

そんなおやきも18歳で高校も卒業。最年少が継続されて安心したとかと言ってたのがつい昨日のようです。まぁそんなこと言えるほど見てないど新規なんですが。

ということで今回は大人なっぽくクールに決めてほしい。ただ、おやきのナイーブな部分も魅力として活かしたい。一見相反する条件ですが、ハロプロにはそんなわがままに応えてくれる楽曲が豊富にあります。抜群にカッコいいのにどこかユーモラスでもある後期Berryzなどうってつけでしょう。

最初に思いついたのはそのまま「大人なのよ!」。スタイリッシュでかっこいい曲です。しかしもっとテンションの爆発が欲しいなと思った瞬間「ヒロイーーーーン!!」がおやきボイスで再生され、勝利を確信しました。

次点は成長を証明するための「Oh my wish!」。

No.8 牧野真莉愛 愛して愛して後一分/モーニング娘。

さっき録画したハロドリ。を見返してたんですが、最近はマリアちゃんリスペクトの研修生が増えてきましたね。いわゆる歌唱メンやエースという立ち位置ではありませんが、現実離れした圧倒的美と、浮世離れした特異なパーソナリティは雲の上の存在。夢見る少女から恋するおっさんまで老若男女の憧れの的です。

写真集の売上、表紙グラビアの本数、野球愛、画力、異常なほどのエピソード記憶力、ブログの難解さなど既にハロプロ内で数多くの頂点を極めているマリアちゃん。そんな彼女がさらに素晴らしいのは、その特殊性に甘んじず未来のモーニング娘。を背負って立つ存在としてパフォーマンスでも頂点を目指して日夜努力を重ねている点です。昨年のカラオケ企画で歌った「赤いフリージア」では見事な成長を見せてくれました。

ここは1億2600万人のワナビーマリアちゃんのためにも変化球ではなくど真ん中直球勝負をしてもらいたい。ただ、マリアちゃんの弱点はやはり声域で、キーが高いとどうしても声がこもってしまいがちです。

色々迷った末たどり着いたのが「愛して愛してあと一分」。美しい手足を活かしたダンスにサビのファルセットを上手にまとめればエースの風格漂う圧巻のパフォーマンスを期待できます。賞レースには弱いかなと思ったんですが美勇伝の「なんにも言わずにI LOVE YOU」もマリアちゃんに似合っていてとても可愛くなりそう。

No.9 野中美希 カラダだけが大人になったんじゃない/Juice=Juice

ミキノナカも面白い声してますよね。のなえもんやってるときが顕著ですが、だみ声っぽいパンチの強さがあります。暑苦しくて意識高い性格(でも意外と粘着質なのも面白い)もあって、シャウトのある激しい曲を歌うと実にスカっとします。

そこでJuice=Juiceから「カラダだけが大人になったんじゃない」。本家うえむーの「負けないよ」は年々進化を遂げ現場で聞くと恐ろしほどの迫力。これに負けないためには並の熱量では話になりませんが、ミキノナカの全身全霊がそれに匹敵するとしたら、優勝さえ手中に収められそうです。ネイティブが歌うEverydayの発音も確認したいしね。

プランBはベリの「本気ボンバー!」。色んな意味で面白そう。個人的な見たさではこっちかも。

No.10 小田さくら Hello!まっさらな自分/ハロプロ研修生

言うまでもない娘。の核、そしてハロプロ全体でも象徴的な歌唱メンである小田さくら。抜群の声質と膨大な量の娘楽曲アーカイブを歌いこなす中で身につけた変幻自在の表現力を兼ね備えた彼女には、歌えない曲はないといっても差し支えないでしょう。だからこそ「小田が何を歌うのか」は今回の催しの一つの注目ポイントになってきます。

ただ、歴が長いこともあり、ハロコンやバースデーイベント「さくらのしらべ」等で既に目ぼしい曲はあらかた歌ってしまったような感じもあります。何を歌ってもかなりのクオリティが期待できる一方、新鮮味がないといったら語弊がありますが、予想もついてしまう。そして歌姫としてハードルは上がりきっている状態です。

となると、勝負に出る方法としてはそれでもどっしり構えて実力でねじ伏せにかかる横綱相撲パターンか、強烈な変化で虚を突く横綱白鳳パターンが考えられます。

..急に相撲の例えを出してしまいましたが、とくに考えがあるわけではなく、私は貴源治と貴公俊の見分けもつかないズブの素人ですので、やっぱり撤回します。どつかれると怖いですし。

そうだ一回リセットしましょう。新鮮味だって気の持ちようです。初心に帰って研修生曲にしましょう。今でこそ歌姫ですが、彼女もかつては地味な研修生の一人でした。Hello!まっさらな小田。

この明るく素朴ながらも心の琴線に触れるメロディと小田の声質は考えるまでもなくマッチするはず。研修生のユニゾンも実に心の揺さぶられるんですが、歌の上手い人のソロでも聞いてみたいと常々思っていました。もし分からない方がいたらこれの0:43~を見ながら脳内で小田ソロに変換して下さい。ね、最高でしょう?

次点は、舞台LILIUMより「もう泣かないと決めた」。ハロから旅立って異次元の進化を遂げている現在のメイメイにカチあげ、じゃなかったカチこむつもりで歌って欲しいです。

No.11 佐藤優樹 The Vision / モーニング娘。'16

まーちゃんが何を歌うのかもとてもむずかしい問題ですが、これは秒で決まりました。個人的には初めて買ったハローのDVDがMY VISIONということもりとても思い入れの強い曲です。まーちゃん本人も大切な曲だと語っていました。

終わりなきまーちゃんの進化の現在地が見たい。そして心乱れ、明日のことも分からない日々の中ですが、まーちゃんには輝く未来を歌って欲しい。「悪い想像しても誰も得しない」と歌って欲しいというヲタクの願望です。

次点はうってかわってJuice=Juiceの迷曲「あばれてっか?! ハブアグッタイ」。ステージ上で弾けて一人駆け回り暴れまわる様子を楽しみたいです。

No.12 石田亜佑美 私のでっかい花 / モーニング娘。

これも個人的な思い出シリーズになってしまうのですが、石田さんといえば皆大好きDマガの田中れいな欠場事件。一人二役をこなす石田さんがめちゃくちゃカッコよくて健気で今でもたまに見返しては泣いています。曲自体もつんく臭が激強で危険なほどの中毒性。

今回はソロなので更に飯窪さんのパートも含め一人三役に挑戦をお願いしたいです。石田さんのハロプロ随一の演劇力で田中れいなと飯窪春菜をそれぞれ再現できたらもう思い残すことはありませんね。

次点はこぶしファクトリーで「きっと私は」。明るいラップ曲でこれを一人で歌うとしたら石田さん以上の適任者はいないと思います。

No.13 生田衣梨奈 原色GAL派手に行くべ!/後藤真希

これはもう説明あんまり必要ないですね。

派手が似合うといえばえりぽん。えりぽんと言えばギャルです。

いや、正直に言うとえりぽんといえばギャルなのかは良くわかりません。ゲルとゾルの違いとかザクとグフの違いならわかりますが、ギャルとは縁遠い人生を送ってきたので、多分ギャンよりは強いってことしか分かりません。

でもえりぽんの原色GALはゲルググはおろかジオングより強いと確信しています。

次点はカントリー娘。に石川梨華で「恋人は心の応援団」。久々にいじらしく健気なえりぽんが見たいです。

No.14 譜久村聖 I WISH / モーニング娘。

ハロプロリーダーとなったフクちゃんの歌は年々凄みを増してますよね。ここ数年はフクちゃんの歌を聞きながら、ハローで一番歌上手いのはこの人なのかもしれないと思ったこともありました。

つんくを魅了した生まれつきの物悲しさ、芯がしっかりとした力強い発声、繊細で美しいファルセットと魔性のウィスパーボイス。ハロプロ楽曲の歌い手としては小田やハロプロレジェンド達にも劣らぬ傑出した歌手だと思います。

立ち姿もリーダー就任時とは見違えるほどの威厳を放っていて、ハロドリ。で急に登場したときはあまりの貫禄に研修生がビビりまくってたのが最高でした。

そんなフクちゃんに歌ってほしいのは娘。の名曲です。この曲の上に積み重なってきた多くの歴史や物語を彼女ならその身に引き受けつつ完璧に歌い切ってくれるでしょう。順位とか関係なくトリでフクちゃんのI wishが聞けたらスカパー全チャンネル契約しても余裕でお釣りが来ます。

ほぼ同点でピーナッツバタージェリーラブ。フクちゃんの永遠の憧れで低音から高音まで綺麗に歌えるのが強みだったももち先輩の卒業曲です。でもこれは卒コンにとって置いてほしいかな。

以上、娘。後編でした。

次はアンジュ、この調子で書いてくと終わらないのでもう少し短くまとめようと思います。

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