発達段階が上がる瞬間を記録してみた

このところ、発達段階が上がる感覚がありました。

あくまで主観です。他の人が見たら、数センチレベルの高さかもしれないのですが、私から見たら大きな、何十センチもの「段差」を一気に上がったような感じがしています。それくらい、大きく世の中の見え方が変わりました。

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今回はある事があって、新たな認識の仕方が身についたら、景色の見え方が変わったのです。

その瞬間、ちょうど外で歩いていたのですが、周りにいる人たち(知らない人たちです)に対して愛情のような感情が強く沸いてきて。

世の中の道理や、見えること、見えないこと、存在しうるすべてのものが愛しい気持ちになって、そうした感情で体が包まれる感覚です。

よく、発達段階の表し方として、マンションの階をたとえることがあります(3階の住人は4階の景色を見たことがないから、違う景色があるとは分からない、4階に上がってみたら初めてこれまでの3階の景色とは違う、より高くて広い景色を知る)。

でも今回は、何というか、、、。

澄んだ秋空を見上げながら浮かんだイメージとしては、

空にドアが浮かんでいて、そのドアが開いて、明るい光が差し込んで、今いる場所をより、明るくするのです。

ドアの向こうには明るくて幸せそうな空間が広がっています。

これまでは自分のいる領域(世界)が限られていたのですが、そのドアが開いたことによって、ドアの向こうの世界にもつながって、自分の領域(世界)が空間として大きく広がるイメージです。

「世界が広がる」、って言葉は、まさにこういうことだわ、、と一人で納得してみたり。

しかも、ドアの向こうの、新しい世界が明るい場所だから、そこの光で、これまでいた場所が明るくなる。これまでいた世界が、もっと明るく、見え方が変わってくる。同じ場所に物理的にはいるはずなのに、見えるものや印象、感じることが大きく変わるのです。

さらに言うと、今回、ドアは大きく開いたのですが
これは一気に一度で開くものではないような気もします。

まずドアの向こうに素敵な世界があるという事を知り、
ドアが一瞬、少し開いては閉じて、、と言うのを何回か繰り返す。
(かなりもどかしい段階です)
そして一気にドアが全開になる!

という感じでした。

もう少し詳しく振り返ってみると、

・まずドアの向こうに違う世界がある、としる(知識として本で読んだり、人から聞いたり)
・ドアの向こうの認識感をまずは真似してみる(形から入ってみる)

ことからスタートしているように思います。

慣れ親しんだ、無意識でもやってしまう認識感を変えるのですがら、抵抗はあります。最初は「それは違うよなぁ」とか「腑に落ちないなぁ」「そこまで人徳者にはなれないなぁ」とか思ったりもします。

そして次は、ドアの向こうではこうしている、という認識に沿って、物事を考えてみたり、行動を変えてみるのです。

そうすると、ドアが一瞬開いたり、ちょっとだけ向こうの世界が見えたり、光が入ってきたりします。私としては「なんか少し分かった!」とか「分かりそうで分からない、もどかしい、、、」という状況が続きます。

そして不意に、歩いているときや料理をしているときに、パカーン!とドアが開かれるのです。(今回は自転車に乗って買い物に行くところでした)

新しいドアが開いて、今までいる場所を振り返ると、同じ場所なのに見え方が全然違うんですよね、、。これってすごいことだと思っていて。物理的には全く移動していないのに、旅行レベルの「新しいものとの出会い」「価値観を変える経験」が出来るなんて。

こうした「おおー!世の中の見え方が変わった!!」という感覚でアドレナリンが放出されるのが楽しすぎて、発達段階の旅はやめられないのかもしれません、、、。

(元々旅が好きだった人って、こうした内観の旅も楽しいのかもしれませんね)

ちなみに今回気付いたこと、得られた事の主要なところは、

・すべての人はありのままで良く、完成されているのである

・すべての人は発達出来る可能性を持っているのである

というところかな、、、。

これまでは発達段階が低い人はダメなんだ、と段階による分断をする傾向が私にはありました。

でも今回トラブルがあって、それに向き合っていく中で気付いたのは

・発達段階が低い人がいたとしても、その人としては(その瞬間においては)完璧な状態である。
そして、
・そうした人たちもいつかは発達していける可能性はある(矛盾しているようですが、その「いつか」というのは次の人生かもしれないし、という位の長期的な話)。

すなわち、私は相手を分断する傾向で見ていたのですが、分断ではなくすべての人を包括的に、inclusiveに見れるようになったと言う事なのです。

仕事柄どうしても身についてしまった分断傾向ですが、今回の気づきによって、私の仕事もどう変化していくのか、とても楽しみです!