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ついに、モンテッソーリの学校見学!

この日はモンテッソーリ教育を取り入れた学校見学の日。
自宅でお昼ごはんを食べて、夫、息子、私の3人で向かいます。
今回見学する学校は小学校とプレスクールが同じ校舎の中にあります。
入口らしきところから中に入ろうとすると、ちょうど外に行こうとした人が話しかけてくれて、見学のアポをとっている旨を伝えるとスタッフの方に繋いでくれました。スタッフの方は「電話で先週話したわね、スケジューラーに入れ忘れてたわ〜。」と言いつつも息子が何歳か確認して、「現在9ヶ月。」と答えるとまずはプレスクールに案内してくれました。「プレスクールの説明が終わったら、学校見学をするのでまた声かけてね」と。

プレスクールの教室に入ると、一人の先生は水の入っていない水槽を目の前にキャベツのようなものを切っています。先生は、「実は、今『はらぺこあおむし』の話を子どもたちにしていて、実物を見てもらうために、あおむしを育てているの。」とのこと。教室の一角にはエリックカールさんの「はらぺこあおむし」の絵本や人形が置いてありました。そんな話からスタートして、プレスクールの説明を受けることに。教室には様々な遊び場があり、モンテッソーリのマテリアルがたくさん。そのほかにも、本を読むスペースがあったり、土が入った大きな容器があったり(来週は土を水に入れ替えて水を使った遊びをするそう)、ブロックがあったり、着替えのスペースがあったり、お店屋さんをするスペースがあったり。基本的にこどもたちが興味を持ったものに対して最初に使い方を教えたら、あとは好きにやらせますとのこと。途中でお腹が空いてごはんを食べたいと言ったら、軽く食べさせることも。基本は子どもひとりに対して先生がひとりで接するけど、時々複数人の子どものグループにして接することもあるようです。


2歳から通うことができ、息子が通う場合は、両親がオランダ語を話さないので語学習得のためもあり週5×3時間/日になるだろうとのこと。
一通りプレスクールでのアクティビティや仕組みについて伺ったので、最初に迎えてくれた先生のところに行って、今度は小学校の校内を見学します。
ひとクラスに2学年の生徒がいて、4歳〜5歳のクラスをまずは見せてくれました。教室にはいろんなルーツを持った子どもたちがいました。日本や中国などのアジア系の子は見つけられませんでしたが、ヨーロッパ系、アフリカ系など様々。先生は「色んなルーツを持った子どもたちが一緒にいることも重要。多様性を持って育ちます。」とのこと。一つの教室ではいつも2学年を一緒にして自分が4歳の時は5歳の子に教えてもらって一緒にアクティビティをして、自分が5歳になると4歳の子たちに教えてあげる立場に。そうやって自尊心を育てているそうです。

今度は上の階に移動し、6歳以上の子どもたちの教室に。ちょうどお昼ごはんを食べ終え、外で遊んでいる時間なので子どもたちはいませんでしたが、教室を見せてくれました。すべての教室に扉はなくオープンになっています。机と椅子は日本のように一人ずつ離れて置かれているわけではなく、2人分くっついていたり、4人分くっついていたり。このデスクの配置の理由は、子どもたちが話し合いながらグループでアクティビティをするため。壁には掛け算の表や言葉が書かれたカードなどが貼られていました。また数字を理解するためのゴールドビーズというビーズが連なっているものもありました。ビーズが10個、100個とくっついていて実際にその数がどんなものなのか具現化されているマテリアルです。


さらに年齢が上がった教室に移ると、机の配置は同じようにグループワークできるようになっていますが、教室から色がなくなり少し雰囲気が変わった印象を受けます。この差は、6歳クラスまではあったビーズなどのカラフルなマテリアルが少なくなり、教科書をベースにした教えになっているためでした。ちなみに年齢が上がると学力の差が出てくるので、個々のレベルに合わせて先生が渡すワークを調整しているようです。すぐに理解してしまう子には追加のチャレンジングなワークを、平均的な子はグループワークで同じスピード感の子たちと一緒に進め、もう少し追加のサポートが必要な子はサポートしつつ進めていくようです。机もグループワークができるように数名分繋げているところが多かったですが、ひとり分の机が置かれている席もいくつかありました。実際にワークをしているところを見れていないので想像しにくいところもありますが、先生は一律同じことをするわけでないので結構大変だろうなと思いました。


このオープンな空間で、子どもたちができる限り自由に過ごせるようにしているみたいですが#、自由だからこそのしつけ(Discipline)は重要だと言っていました。「毎日ワイワイパーティーをしているわけではないのでしつけあっての自由です。」と。小学校は週5で、8時半〜15時まで。水曜日のみ午前授業でお昼は自宅で食べるようです。
ちなみに英語は4歳から学ぶらしく、最初は歌など楽しく英語を触れ合えるものから始めていくとのこと。

学校見学を終え、申し込みたい場合の申込方法などを最後に聞き、お礼を言って学校を後にしました。見学で会った先生たちはみな親切で、ゆとりのある対応をしてくれました。
帰り道、魚屋さんを発見。こちらのスーパーでは手に入らないマグロを見つけ早速購入。夜はお刺身だね〜と話しながら帰宅しました。

実際に見学してみた限り、とても面白そう。息子に合うかはこれからの成長を見ていくとして、まずはここのプレスクールに通わせてみたいと思える学校でした。

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