俺の骨は、とうなるのかな。ある生活保護受給者のつぶやき
東京都では、生活保護受給者が体調が悪くお掃除ができない汚部屋で生活している場合は、福祉事務所から、居宅清掃という通常の扶助費と別予算があります。この判断はケースワーカーが行い上司に提言して必要と認められれば業者を選定し行っていただけます。
当社も時折ご依頼があります。今回は、この居宅清掃中に会話した一場面をご紹介いたします。(個人情報配慮から一部を脚色しています)
俺が死んだらどうなるのかな。知ってる?
今回のケースは、小平市の団地で生活保護受給者の居宅清掃を行った時の会話を再現したものです。
お客さん
若い時、無茶苦茶な人生過ごしたら。親も親戚も相手してくれなくなってさ。
今じゃ音信不通。天涯孤独の身になったよ。
俺、病気になったら
この部屋で孤独死かな
僕
大丈夫ですよ。65才になると、体調や病状を考慮して必要なら
訪問介護も受けられるし、老人ホームだって入れるよ。
お客さん
じゃ、俺が死んだら、どうなるのかな?
田舎に親いないし、兄弟はそっぽ向いてるからな
僕
亡くなられたら、生活保護で火葬までしてくれるよ。ただ。生活保護規定では、戒名や遺骨の埋葬はできないことになっていから。
遺骨だけは、親族に引き取ってもらうことになっているようですね。
お客さん
そうか
引き取っくくれないだろうな
僕
いいや、今
3から5万円くらいで永代供養あるから
引き取ってくれるんじゃない
少し安心した?
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