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『インナー・エンジニアリング』 - サドグル

最近、YouTubeでお気に入りのサドグルの書籍を見つけたので読んでみました。

これ面白かった。ヨガとかインド思想に興味ある方はぜひ。

読むのになんだかんだで一ヶ月近くかかってしまった。なにぶん数ページ読むごとに思考が飛躍して30分くらい奪われる。で、気づくとうたた寝してる、の繰り返し(笑) ほんとこの1冊をきっかけに考察記録を残していたらnoteに5記事くらい書けたんじゃないかと思う。

冒頭の言葉を少しだけ引用してみる。

表面的な解釈で危険なまでに間違った方向へ人々を導く教えが、いま世界で氾濫している。そのひとつは「この瞬間に生きる」というもの。… 意識が今この瞬間以外に飛ぶことなどあり得ない。人は「いま」というところ以外には存在できない。人は生きているときはこの瞬間に生き、死ぬときはこの瞬間に死ぬ。「この瞬間」は永遠に連続する。この事実から逃れようとしたところで逃れられるだろうか?

「ポジティブ・シンキング」というフレーズも、使われすぎて陳腐なものになってしまった。… 入ってきた情報を処理できなくなり、自分で自分の心を制御できなくなると、人は「ポジティブ・シンキング」という鎮静剤のような言葉に飛びついてしまう。… 長い目で見ると、現実を否定したり現実から目をそらしたりすることは偏った人生観を持つことになるのだ。

人はスピリチュアリティとは神や真実、または何か究極なものを見つけることだと思っている。問題なのは、あなたがすでに探しているものを定義してしまっていることだ。見つける目的なくシンプルに見る能力だ。人はみな心理的な生き物だ。だからあらゆるものに意味付けをしようとする。「求める」こととは何かを探すことではない。「求める」ことは知覚を高めることだ。「見る(see)」能力の根本のことである。

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