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哲人の言葉たち

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心に残っている著名人の言葉。みんなに知ってもらいたい短い言葉の引用集です。
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2020年3月の記事一覧

<生まれた貧困> 20世紀になると、欲しいとも思わなかった物を、買わなければ生活ができない、というように社会を作り直してきた。…その商品がいつのまにか「あればいいもの」から「ないと困るもの」に変わっていき、買えない人が惨めで貧乏ということになる。

ダグラス・ラミス

りなる
4年前
28

「心」を説明するために、言葉は不十分である。説明すれば、心は分割され「我」と「非我」が生じ、(この二元性ゆえに)善悪いっさいの行為をとげることとなり、「業」のもてあそびものとなる。

「業」も実は「心」から発する。ゆえに肝心なことは「心」そのものを洞徹することである。

鈴木大拙

りなる
4年前
35

われわれいわゆる現代人は暇を失っている。悶える心には真に生を楽しむ余裕は無く、ただ刺激のために刺激を追って、内心の苦悶を一時的に窒息させておこうとするにすぎない。… われわれの目的は終始、物質的欲望と慰安の奴隷となることではない。

鈴木大拙

りなる
4年前
24

仕事とは関連のない「遊び」だけが楽しみであり、仕事は重荷として耐えなくてはならない、と信じる理由は存在しない。

仕事と遊びの境界が人為的なものだと気づけば、問題の本質を掌握し、もっと生きがいのある人生の創造という難題に取り掛かれる。

ミハイ・チクセントミハイ

りなる
4年前
35

最初の平和は人の魂の中に生まれる。宇宙とその全てに、つながりと一体感を見いだせたときに。宇宙の中心にはワカンタンカが住まい、この中心はいたるところにあって、ひとりひとりの内にもある、その平和を知らない限り、部族間の平和はとうてい実現しない。

ブラック・エルク

りなる
4年前
28

生活水準をはかる場合、より多く消費する人がより豊かである、という前提がある。これは大変不合理である。なぜなら、消費は人が幸福を得るひとつの手段にすぎず、理想は最小限の消費で最大限の幸福を得ることだからである。

F・エルンスト・シューマッハー

りなる
4年前
33

究極の本質において、エネルギーとは、わたしたちが心とか意志と呼ぶものの直接的な働きの表現とみなす意外に説明することは難しいかもしれません。 フレミング