共依存・上

こんにちは、Licht-リヒト-です。
今回のテーマは「ホラーでヤンデレな幸せ」です!大好きなヤンデレが出て来たので嬉しい限りです…!そして今回から短編小説という括りではなく、完結型の小説という事にさせて頂きます!
ここで簡単に登場人物の設定をさせて頂きます!
登場人物
拓也…ヤンデレな青年。彼女である桜に心酔している。(21)
桜…心優しい少女。(16)
以上です。すみません、大雑把で…。
ではでは本編スタートです!

「共依存・上」
人を愛するのに理由なんているのだろうか?確かに理由もちゃんと存在するだろうが、明確に好きになった理由を答えられる人はどれほどいるのだろう。
恋愛には様々な困難が存在する。その中の一つ、年の差。今から皆さんが読むのは「年の差」という困難を抱えた二人の物語である。

「私が好きなのは貴方……です」
顔を真っ赤にしながらそう言った16歳の少女、桜。
「え?俺!?あ、マジで!え、気付かなくてすみません……」
焦りに焦って、焦った上で謝ってしまった21歳の大学生、拓也。物語はこの二人を主軸に回っていく。
「あ、そうなんだ。俺なのか……。あ!なんでもお願い聞きますよ!」
拓也は焦っているのか口早にそう言った。
「え!?あ……えっと……。恋人に、なってくれる……?」
桜は緊張のし過ぎのせいなのか、目を潤ませながら恐る恐るそう聞いた。
「あ、はっきりさせたいのか……。こんな自分ですけどお願いします」
こうして二人は晴れて、恋人同士になる事が出来た。だが、この後大いなる困難が待ち受けている事など今の二人は知る由もしなかった。恋人になって数日後、桜はバイトの先輩に呼び出しを受けた。
「君、彼氏出来たでしょ?」
先輩からの質問に桜の脈は速くなっていく。
「それも相手は拓也でしょ?」
核心をついた問いに、桜は素直に頷く事しか出来なかった。
「別に職場恋愛は禁止でもないからして良いのだけれど、一応ね?成人男性と女子高生だからね?気をつけなきゃね……」
先輩が心配してくれているのは痛い程桜にも伝わってくる。だが、それでも……桜もまだ子供だ。
「お願いです、否定しないで下さい。好きになったのがたまたま5歳上の男性だっただけ……。それがいけないんですか?人を好きになるのに、年齢とか、関係あるんですか?」
反抗的な態度を取ってしまった。桜は自分が発した言葉に少なからず、後悔の念を残した。
「恋愛に年齢は関係ないってよく言うけど、あなた達は成人と未成年なの。そこだけは分かってね」
別に先輩は怒ってこんな事を言っている訳ではない。心配しているからこそ、こうして話をしてくれている訳だ。
「はい……。ご迷惑をおかけしました、でも大丈夫です。ありがとうございます」
果たして何が大丈夫なのか?桜自身も答えを導き出せていないが今は拓也との時間を大切にしたかった。

「うん。俺も話したよ」
桜は先輩との話を拓也に話した。この話は拓也も知っていたようだ。
「ごめんね……」
「なんで桜が謝るの。大丈夫だよ」
涙目になっている桜を拓也は優しく包み込む。
「俺の方こそごめんね」
拓也はそう言いながら桜の頭を優しく撫でる。
「拓也さん……」
「ん?」
「好き……」
桜は拓也の胸に顔を埋めたまま、想いを伝えた。拓也は抱き締める力を強め「俺も」と伝えた。
to be continued

すみません!ほんとすみません!!
完結型の小説って言いながら続いてしまいます。ここまでの話は上という形にさせて頂きます。上記の話はテーマの「幸せ」に特化させました。下の方は「ホラーとヤンデレ」要素を盛り込みますので乞うご期待です!

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