着物リメイク14 袖のないチュニック?に挑戦

前身ごろと後ろ見ごろの間の肩の切れ目にきれいに襟を持ってくればパイピングができるのではないかと思っていたのですが、ギャザーが寄ってしまうと言うところで前回は発想が追い付かず、さらに繁忙期に突入してしまい、完全に手が止まっていましたが、その間も頭では考えていました。

よくよく考えたら、ギャザーが寄らないためには縫い目を切れ目にすれすれのところで縫って行かなくてはいけないですよね。
縫ってから切れ目を入れるのじゃなくて、切れ目が入っているものに合わせて縫うと言うわけです。
なんかハードル高っ。

では何とかならないかと思ったのですが、
今回は実験的な意味合いもありますので、
簡単に、気軽に作りたい!
そして仕事の制服のインナー(全く見えない部分)に着用したい!
と言うのが「ねらい」なので(初めて明かされる「ねらい」!)
試行錯誤は仕方がないです。

と言うことで、片方の見ごろの部分を使ってみることにしました。


ここです!
上からつるすとこんな感じ

真ん中からつるすとこんな感じ。
何が言いたいかと言うと肩のところの切れ目がちょうど真ん中ではないと言うこと。
ま、何とかなるでしょ。


と言っても半分に折ってしまうとなんかこんなに差があっていいのかなぁ。。。

縦半分に折り上を輪にして、体に当てて裾丈を合わせながら切り、
背縫いの真ん中に穴をあけて、頭を通す貫頭衣を作ろうと思ったのです。

が、それならそもそも前身ごろと後ろ見ごろをつないている脇のところを活用すればいいだけなので背縫いの部分をむしろ解く感じに(笑)

背縫いを解き、半分こになりました。なんだか、着られる状態を生かしたリメイクをすれば簡単じゃん?と思っていた私の思惑からどんどん遠ざかります‥‥。


半分こにして、この調子なら普通に2枚できるので、とりあえず長めのものを作ることにしました(インするつもりなので長めを作るつもりではないんですが、初回なので作りやすい感じで)。

確認してはいましたが、やっぱりなんだかこのズレは大きいような気がします。。。(笑)
この切れ目で切ることも考えたのですが、裾から合わせて真ん中になるところで切ることにしました。冒険です。
首元の切れ目を裾に回すことにします。ここは三つ折りの幅が大きいのでなんとかなるだろうと思って。。。

〇中表で前身ごろと後ろ見ごろを合わせます。
はじめから合わせて止めて、切った後そのまま縫えばよかった。。。

真ん中に頭を入れるところを開きます。
日本人の女性の平均頭囲は56~58cmなのだそうなので、髪の毛を引っ張ったりめったにしないお化粧をすることも考えると66cmくらい開けておけばいいかな。
66÷2=33cm
後ろがガッパリ開くのも心もとない感じするので、
後ろ13cm、前20cmくらいのバランスかな?(どうせ適当にしかしていないのですけど)という感じでここを開けて縫い合わせました。





〇次は脇を縫います。
袖繰りは…。あとから計測したら27.5cmでした。
開けた根拠は、室内着にしているダルめの布帛のワンピースの袖繰りがそんな感じだかったからです。
ちなみに袖?はミミっぱなし(?)です。一応折り曲げますけど。

と言うことで縫い線?に沿わせて、その延長を含めてアイロンをかけて倒しました。


袖のところ

〇裾を縫います。
なんでなんでしょうかね、裾ってなんでか全然面白くないです。
まつり縫いが苦手なので波縫いをするのですが、全然パッとしません。楽しくないんです。なんなんでしょう。ほんと、何度も途中で放り出しました。


ほつれないためや端を押さえるなどの始末はまだしていませんが試着です。
完成させると問題が起こったときに(頭が入らないとかにw)、手間が増えるだけだから、と言うのを言い訳に、形になって来たらちょっと着てみたいですよね(笑)

肩がテロんと落ちてなんとなくかわいい感じになりまして‥‥ないですか??
長いと思っていたのですが全然そんなことなく、むしろちょうどいい!
ちょっと脇の部分が空きすぎな気がするので少し縫います。

とは言いつつ、制服の中に着用するつもりなので、
こんな感じで十分です。



縫い代を割開いたところをぐるりと縫い(波縫い)、胸元と首元の口の端には小さなビーズを力ボタンの代わりに縫い付けました。

完成しました~!
着心地がめっちゃいいです!
これぞ正絹!!って感じです!!

これの作りやすさは、襟ぐりを含めてすべてが直線縫いと言うことです。見返しは作らなくていいしカーブもないし、変に突っ張らないのが本当にらくちんでした。

今回は行き当たりばったりでしたが、2作目はもっとわかりやすく作りたいなぁ。

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