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たった3日間でFP2級に合格した話

この記事ではFP2級に合格した際の勉強法についてご紹介します。
FP3級をまだ取得していない、という方はまずはこちらの記事をご参照ください。

早速ですが、Googleで「FP2級 勉強時間」を検索したところ、150〜300時間の勉強が必要だという記載が…
しかし、社会人で時間がない方は、この時間を確保するのはかなり難しいのではないでしょうか?

私自身も、平日昼間は仕事のため勉強時間が確保できず、試験までの日も短かったため効率的な勉強法を探していました。
自分で考えたやり方を実践し、
結果として、約3日間の累計20時間の勉強で済んだため、コスパよく合格できる方法だったのではないかと思います。

この記事では、私が実践していた勉強法とその考え方をまとめているので、これから受験される方の参考になれば幸いです。

※2022年5月実施の試験を受験した際の内容を記載しています

FP2級とは

申し込み方法などはわかりやすい記事がネットにワンサカあるのでそちらをご参照ください。

3級同様に、2団体「FP協会」と「きんざい」がそれぞれ主催しており実技試験の内容が異なります。
合格率の違いに引っ張られ過ぎず、過去問に目を通して、自分が解きやすそうな方を選ぶのがよいです。
私はFP協会を選びました。(3級はきんざいで取得済み)

どのくらい勉強したのか

勉強のモチベーションが上がらないまま、時は過ぎ、結局テキストを開いたのは試験の2日前。
日曜日の試験に対して、金曜日の仕事終わりから対策を始めて、時間が足りなかったので土曜日は睡眠時間を2時間程度に抑えて試験に臨みました。
そのため、累計の勉強時間は20時間程度になりました。

自分のスケジュールはかなり無茶なのでこのままを真似するのはオススメしませんが、勉強量としては合格に十分届く結果となったので、それぞれの時間の猶予に合わせてカスタマイズしてみてください。

どの参考書を使用したか

テキストと問題集が一体になっているタイプの「スッキリわかる」シリーズを使用。
時間がなかったため、情報量の多いテキストは採用せず、要点絞って書かれているこちらが最適でした。

3級との違いは

2級を受ける上で事前に身構えた方が良いのが3級の範囲との違いです。
というのも、
基本的には3級で勉強した範囲についてを異なる問題形式で問われるのが2級であり、3級の範囲について時間をかけすぎることのないように勉強を進める必要があるからです。
知っておいた方が良い違いは2つで、

法人に関わる出題がある

3級でも問われた税金に関わる範囲で、2級では法人の税金についても問われます。あまり身近な話題でなかったため理解に時間がかかりました。
勉強時間に猶予がなく、試験をパスすることが目的であれば、過去問を重点的に解いて丸暗記で挑むのが良いかもしれません。

まるばつから4択問題に

また、試験については学科試験がまるばつ形式ではなく4択問題に変更となっています。問題数は60問と変わらないので単純に1問あたりにかかる時間も増えますし、勘で当たることも少ないので運で受かるのは難しいと言えます。

※3級の範囲が全く頭から抜けていると厳しいので、3級の勉強が頭に残っているうちに2級を受けるのが望ましいです。また、私の場合、3級の際に使用した教科書が文量多く丁寧に書かれていたので、より内容が鮮明に残っていました。

どんな風に勉強を進めたか

おそらく一番気になるのが、勉強の進め方かと思います。
限られた時間のなか、以下の順で進めました。

・テキストを1周する
・スマホで過去問の1問1答を解く
・実技試験の過去問を解く

テキストを1周する

先述の通り、範囲としては3級と重複する部分が大半なので、以前の勉強を思い出しつつテキストを1周しました。
この時、下手に書く章の内容を深堀せずにサクサク読み進めるのが重要です。深掘りのは過去問など解きながら行う方が効率が良いです。

スマホで過去問の1問1答を解く

FP2級ドットコム」というサイトで過去問を1問1答形式で出題してくれるので、これを活用してまずは学科試験の問題2回分を解きました。
学科試験の問題に触れるのが目的ですが、3級と違い4択問題なので想像より時間がかかります。悩みすぎず、分からなければ解説を読むようにしましょう。
また、試験直前の電車内で、苦手な範囲に絞ってとにかく触れる問題数を稼ぐのも有効です。

実技試験の過去問を解く

FP2級での実技試験の重要性については後で記載します。
まずは、分野を絞らず1回分ずつ時間を測って解いてみるのがおすすめ。
おそらく時間が足りなくなるので、わからなければ飛ばしながら解き進める感覚が身につきます。

最後に採点もして、合格の6割ラインに届くためにどの程度正解しなければならないかのイメージを持っておきましょう。

FP2級勉強のコツは?

全体的に勉強で意識した点は2つです。

過去問を重視する

3級でも同じでしたが、出題の範囲がある程度決まっており毎回60問(学科試験)作らなければならない都合上、問題になる箇所は決まってきます。過去問に関しては、力を入れない理由がないです。

実技の勉強に時間を使う

ここは3級との違いで、
3級の実技試験は問題のパターンが少なく暗記も難しくなかったと思います。
ただ、2級では出題パターンが多く(FP協会特有だったらすみません^^;)、全パターンに目を通すだけでも時間をとられます。
ただ、知らないと全く解けない問題もあるので、学科試験と実技試験の間のお昼休みも最大限活かして、過去問を解いておくことをおすすめします。

当日の試験の印象は

学科試験は合格の6割ラインちょうどくらいの感触。
どの問題もコンスタントに2択程度までは絞れていたので、自信のない問題も半分は正解しているだろうと思っていました。

実技試験は問題量が多いことは過去問で把握していたので、わからなければ飛ばして全問にいち早く目を通すことを意識していました。
1割は全く解き方もわからなかったので捨てつつも、学科同様に感覚的には6,7割は自信がありました。

もっと〇〇しておけはよかった…

結果は合格でしたが、反省点も多い試験でした。
まずひとつは、もっと前もって勉強しておけばよかったですw
6割ギリギリの合格だったので、余裕を持つためにあと4時間程度は勉強時間を確保した方がよかったです。

あとは、学科試験に関して直近の過去問を最優先で手をつけるべきでした。
試験で知らない用語がでてきたのですが、後から見返すと直近の過去問で出題済みのものでした…。
時間が足りなかったので学科試験の過去問は一部流し読みしてしまったのですが、直近のものくらいはしっかり取り組むべきでした。

最後になりますが、仕事をしながらでも短期間でFP2級合格は可能でした。
途中にもありますが、3級と近い内容のため、3級を取得してすぐに2級を受験することをおすすめします。
私の経験が、少しでもみなさんの勉強の助けになれば幸いです。

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