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うどんすき

 先日友人と「うどんすき」を食べた。うどんすきは初めてなので店員さんに食べ方を聞いたら、鍋料理を楽しみ、その出汁が出たおつゆでうどんを煮る料理だとか。「あとは好きにやって結構です」とのこと。
 要は鍋料理の最後に入れる「〆のうどん」というわけだ。

 実はうどんすきを食べに行こうと言い出したのはコロナ禍の前で、半年以上、機を逸していた。そうこうしているうちにうどんすきで有名な「美々卯」が関東から撤退。今回はもう一つの大手「三国一」でのお食事会だ。まあ、遅れに遅れてのうどんすきではあるが、結果として鍋の美味しい季節に友人と一緒に食べることができてよかったとも言える。

 早速鍋に魚介類や鶏肉等を入れて鍋を楽しむ。友人と他愛もない話をしながらつつく鍋はとても美味しいし楽しい。タラやホタテ。春菊や三つ葉など僕の好物もたくさん入っていた。共通の友人の話をしたり互いの創作について話したりと楽しい時間を過ごした。

 さて、とうとう〆のうどん。これがしっかりと腰があり、それでいて重くならない。なるほど、「うどんすき」といううどんが主役なのがよくわかった。一緒に黙々と食べた。「カニとか食べるときは黙っちゃうよね」という感じ。 

 仲の良い友人と話を楽しみながら食べる食事って楽しいよね。

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