「台風なのに会社が休めない」と言っている人へ
先日、大きな台風が日本を通過しました。
そこで、Twitterなどで、
「台風だけど会社が休みじゃない」と言って、
いやいや出社していく方々がいました。
すごく、頭が悪いな。と感じました。
私の例を一つ出して、言いたいことを記事にしました。
(防災対策などの重要な任務についている方はこのほどではありません。悪しからず。)
【2014年台風8号の沖縄。名称:ノグリーの次の日の出来事】
*
とてつもなく大きな台風でした。
暴風域を出たにも関わらず、
朝から豪雨が降っていました。
朝6時、雨は止みません。
朝7時、出勤時間ギリギリ。
外の雨は一向に弱まる気配はありませんでした。
意を決してドアを開けると
滝のような雨(視界ゼロ)
母「どうするの?」
私「死ぬから休みます。」
私の運転技術では、職場にたどり着く前に死ぬと思いました。
天気予報を確認すると、「特別警報」が発令中。
特別警報を理解していなかった私は、とりあえず検索…
『「特別警報」が発表されたら、ただちに地元市町村の避難情報に従うなど、適切な行動をとってください。」
と、気象庁のページには書かれていました。
とりあえず、暴風警報より上なのだと理解しました。
職場に電話をすると
「職場はすごく晴れてる。できれば来て」
上司に、職場が晴れなら、台風としての特別休暇にはならないだろう。と言われました。私は、
「すいません、特別警報が出てるようなので、しばらく様子を見ます。午前中は有給を取ります。午後になっても難しい場合はお休みさせてください」
と、休みを取りました。
職場上空は晴天なため、上司は怪しんでいました。
その後、9時を過ぎたところで、
地域から外に出る経路(道路)が「全て」水没していることが発覚しました。
(事実上の陸の孤島)
職場にはいけないことが確定し、丸一日休を取りました。
(おそらく手続きをしたら特別休暇(有給)になったと思いますが段取りが悪過ぎたために手続きをしませんでした)
同じ地域の友人たちをFacebookなどで確認すると、
朝6時に出たにも関わらず、通行止や渋滞で帰るのがお昼過ぎになったということがわかりました。
中には車に水が逆流し、車が壊れた人もいました。
地域の学生のTwitterでは学校が休みにならなかったので出校したという人もいました。(その後休校)
地域の小学生が腰上の泥水の中、保護される写真もありました。
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-3092.html
(その時の画像が多く載っていたまとめがあったので貼っておきます)
*
何が言いたいかというと、
自分の身くらい、自分で守りましょう
(子供の命は親が守りましょう)
わかります。
休んでいいのか不安になる気持ちもわかります。
そのあとに同僚や上司から嫌味を言われたらどうしよう、と不安になる気持ちや、実際嫌味を言われてそれよりは出社した方がマシだと思う気持ちもわかります。
それでも
自分の身くらい、自分で守りましょう
結局選んでいるのはあなたです。
その会社を選んでいるのも、台風の中を行くと決めるのも、
休むと決めるのもあなたなんです。
責任転嫁は辞めましょう。
”会社が言うから”?
「身の安全まで、他人に選ばせて楽をしようとしないで下さい。」
「休むと会社をクビになる」というのなら
そんな会社、辞めてください。
人の命を粗末に扱う会社なんて社会の害悪です。
(あなたはそんな会社に所属しているんですか?)
先輩に「こい」と言われたら、
「じゃあ僕に何かあったら先輩が入院費や死亡した時の保証も家族にかかるお金も全部出してくださいね。」と証明書まで出してもらってください。
(ちゃんと第三者を交えて)
「会社が決めないと休めない」
そんな馬鹿なことを言わないでください。
あなたが決めて下さい。
大人なんだから、自分で決めてください。
死ぬ可能性に突っ込んでいくのは、あなたの責任です。
あなたが選んでいることです。
自分の身くらい自分で守ってください。
身を危険にさらすことを、他人(会社)のせいにしないでください。
あなたが決めることによって、
部下やこれから部下になる人、子供達が、危険な行動を取ることがなくなるかもしれません。
「命がかかっているものに、楽をしようとしないでください」
もっと人の体のことを真剣に考えてください。
あなたと、あなたに関わる人を危険に晒している仕組みは
今すぐ直して下さい。
以上、台風に出社している方へ、私が言いたいことです。
そうそう上手くいかない場合があることはわかっています。
そう言う場合でも
「会社が言うから休めない」
なんていうもんじゃありません。
あなたが「自分の命は自分で守れません」と宣言して、
頭が悪いことを言いふらしているようなものなのです。
(少々感情的な言葉を使っています。すみません。
あなたが常に安全で健康な生活を送れることを祈っています。)
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