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Gitの主要コマンド一覧 全てのプログラマが知っておくべき18のリスト

今一番人が求められているのはIT系・システム系の会社ですが、それぞれの会社や扱っているシステムによって、求められる技能は様々です。
しかしながら、ほとんどの会社で共通して求められる知識があります。それはGit(Global Information Tracker)についてです。

あなたが書く言語が低水準・高水準に関わらず、更にはフロントエンド・バックエンドに関わらず、バージョン管理は必要となるため、Gitにふれることとなるでしょう。
今回はそんなGitの中でも、よく使うコマンドをリストアップしました。
ぜひこれらのコマンドを覚えることによって、仕事の効率を上げていきましょう。

git add

・ファイルの内容をインデックスに追加するコマンド。

使用例

git add .

カレントディレクトリのすべてのファイルに対してgit addを行う。

git add *.js

すべてのJSファイルに対してgit addを行う。

git add [ファイル名]

特定のファイルに対してgit addを行う。

git branch

・ブランチを作成、削除、表示するコマンド。

使用例

git branch

ローカルブランチ一覧の表示

git branch -r

リモートブランチ一覧の表示

git branch [ブランチ名]

現在のHEADからブランチの作成

git branch -d [ブランチ名]

ブランチの削除

git branch -u [リモートブランチ名]

指定したリモートブランチを追跡する

git checkout

・ブランチを切り替えるコマンド。

使用例

git checkout [ブランチ名]

指定したブランチに切り替え

git checkout -b [ブランチ名]

指定したブランチを新たに作成し、切り替え

git cherry-pick

・特定のコミットを選択して抜き出して追加するコマンド。

cherry-pickのイメージ(引用元

画像の様にほしいブランチ内の特定のコミットのみを持ってくることができる。

使用例

git cherry-pick [コミットid]

コミットidで指定したコミットを抜き出す(複数指定も可能)

git clone

・リモートリポジトリをローカルに複製するコマンド。

使用例

git clone [複製したいリポジトリ]

リポジトリを複製する

git commit

・ステージングエリアにある変更をリポジトリにコミットするコマンド。

使用例

git commit

テキストエディタ画面が開き、コミットメッセージの編集をして保存するとコミット可能

git commit -m “commitメッセージ”

上記コマンドを省略して一文で書けるコマンド

git config

・ユーザ名やメールアドレスの設定を行うコマンド。

使用例

git config --global user.name “name”

ユーザ名指定

git config --global user.email "example@example.com"

メールアドレス指定

git diff

・変更内容を表示するコマンド。

使用例

git diff

ステージング前の変更箇所確認

git diff –cached

ステージング後の変更箇所確認

git diff [リモート名]/[ブランチ名]..HEAD

リモートブランチとの差分確認

git fetch

・リモートリポジトリから変更を取得するコマンド。

使用例

git fetch [リモート名] [リモートブランチ名]

指定したリモートブランチの最新を取得する

git init

・新しいリポジトリを作成するコマンド。

使用例

git init

そのまま。新しいgitリポジトリができる

git log

・コミット履歴を表示するコマンド。

使用例

git log 

コミット履歴表示

git log --since="3 days ago" --until="2023/01/01"

日付指定してコミット履歴表示

git log -n 10

表示数指定

git merge

・異なるブランチの変更を統合することです。

マージのイメージ(引用元

使用例

git merge [ブランチ名]

指定したブランチを統合する

git pull

・リモートリポジトリから変更を取得して、ローカルリポジトリに反映させるコマンド。

使用例

git pull

追跡中のリモートブランチから最新を取得

git pull [リモート名] [リモートブランチ]

指定したリモートブランチから最新を取得

git push

・ローカルリポジトリの変更をリモートリポジトリに反映させるコマンド。

使用例

git push

追跡中のリモートブランチに反映

git push [リモート名] [リモートブランチ名]

指定のリモートブランチに反映

git rebase

・ブランチの履歴を再構築するコマンド。

rebaseのイメージ(引用元

使用例

git rebase -i [コミットid]

特定のコミットをrebaseする(複数指定)

git rebase -i HEAD~~

HEADから2つのコミットをrebaseする(波線の数だけ遡る、波線一個+数字でも良い)

git reset

・ステージングエリアや作業ディレクトリの変更を取り消すコマンド。

使用例

git reset --soft HEAD^

直前のコミットのみ取り消す(addやワーキングツリーの履歴は残る)

git reset --hard HEAD^

直前のコミットを完全に取り消し

git reset --hard HEAD

コミット後の変更を全削除

git revert

・コミットを取り消すコマンド。

使用例

git revert [コミット名]

特定のコミットを取り消し

git revert [コミット名] -e

特定のコミットを取り消し、コミットメッセージを編集する

git stash

・作業ディレクトリの変更を一時的に保存するコマンド。

stashのイメージ(引用元

使用例

git stash -u 

画像のように変更をコミットせずに退避する

git stash list

stashした作業一覧を表示

git stash apply [stash@{作業のindex}]

対比した作業の復元


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