ゲイ社会は可視化された格付け社会?ゲイ社会の生きづらさ

恐らく色々と突っ込みもあるかもしれませんが、非モテの僕の思うゲイ社会のツライところを共有したいと思います。

セクシャルマイノリティは異性愛者とは異なり、例えば職場や学校など、普段の日常生活の場で同じセクシャリティの仲間と出会う事は極めて稀です。普通に生活をしていて、出会いというものが全くと言っていいほどありません。

ですから、恋人を作るにしても、同じセクシャリティの友人を作るにしても、セクシャルマイノリティのコミュニティに飛び込んでいく必要があります。

20代前半の僕にとって、同世代の出会いの場は、主にSNS(ツイッターが圧倒的に主流)、出会い系アプリ、そして所謂2丁目などのゲイタウンがあげられると思います。

そんな複数ある出会いの場において、僕がひしひしと感じるのは「ゲイ社会って可視化された格付け社会だな」というものです。そして、非モテの僕にとってはとても生きづらかったりします。

例えば、ツイッターにおいては、「自撮り」のいいねやリツイートの数、FF(フォロワー、フォロー)比などで「モテ非モテ」が数値化されます。そして、お互いセクシャリティ的に恋愛対象であることからどうしても「snsの人気度」や「性的魅力」で交友関係の広がりも入り口から左右されてしまう面があると思います。

日本の同性愛者間で圧倒的なユーザー数を誇る「9 monsters」というアプリにおいては、ユーザーを「ランク付け」します。

このアプリには「ブリーディング」という「お気に入り機能」のようなものがあり、他のユーザーから多くブリーディングされた、つまり性的に魅力なユーザーほどランクがあがり、プロフィール画面に大きく表示されます。これはアプリにおいて一つのステータスとなっているのは事実です。人気のユーザーはアプリの起動画面にて「今日の人気ユーザー」として表示されます。

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「リアル」の人間関係においては、頭の上に「いいね」の数や、「モテ度」が表示される訳でもないし、他人が人気かどうか、自分が人気かどうかを数値化して知ることもありません。

ツイッターは同性愛者だけが利用している訳ではないですからまだしも、同性愛者専用の出会い系アプリにて「格付け」をされる必要はあるのかな?と僕は思います。

このような他者との比較を常にする格付け社会では、優越感や余裕を感じる人もいるかもしれませんが、そうではなく、劣等感を抱いてしまったり、孤独感を増幅させてしまい、辛い思いをする人も多く出てくると思います。いわゆる、sns疲れと似たような状況ですね。性的な魅力により格付けがされ、不必要に可視化されている。これは今の日本の同性愛社会の大きな問題点の一つだと思います。

この人が他人から何回お気に入りされ、どれだけ人気かワザワザ可視化する必要はあるのか?

これらが圧倒的なプラットフォームとなっている現状、簡単に利用をやめられる訳でもありません。それは、セクシャルマイノリティにとって、数少ない交流の場から退場するという事です。なかなか難しい事です。ですから、せめてツイッター以外のsnsが圧倒的なプラットフォームになったり、9monstersがユーザーの格付けをすることを辞めてくれないかなと思ったり僕はします。

https://jp.techcrunch.com/2019/11/16/2019-11-14-instagram-private-like-counts/ 

↑インスタは、いいね数を非表示にしました。

ちなみに、ゲイバーですが、まだ行ったことがありません。ちょっとハードルを感じています。


#ゲイ #同性愛社会 #ゲイ社会

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