ココカラ幸福学講座 第2回のふりかえり

こんにちは。
先日行われたココカラ幸福学講座の第二回をレポートします!

第二回に先駆けて、「ココトレ」を行いました。
ココロのトレーニングのことで、今回のテーマは「身の回りにある自然を記録する」でした。
外出自粛中のこともあって、お庭の草木を眺めたり、空を見上げたり、いろんな自然を発見しました。
習慣というのは、だいたい3週間くらいで身につきます。
時々自然を見たりすることはこれからも時々行いたいと思います。
毎日やろう!とプレッシャーに感じるのはあまり良くないそうで、なかなか難しいですね…
そして大切なのが、記憶するだけでなく、記録すること。SNSや手帳など、なんでもいいので目に見えるようなものに記録するのが好ましいです。

子どもの成長にと幸福には自然になりきることが大切

人間は生まれてからずっと資本主義の中で生きているので、自然と「人間にとって役立つかどうか」で物事を判断してしまいがちです。子どもも無意識のうちに、良いもの悪いものの基準が、自分にとって役立つかどうかになってしまいます。それが物に対することだけだったらいいのですが、人間関係にまで持ち込んでしまうと良い人間関係が作れなくなります。
確かに、人と接する時に「この人は私にとって役立つ人かな」と思って接したり接されたりするのは、本当の良い関係ではないですよね。
なので、子どものうちから自然(=役に立たなくても、あるだけで尊いもの)に触れ合って自然と遊ぶことが大切だそうです。
子どもはよく、身の周りのいろんなものになりきって遊びます。ネコになりきって「ニャーニャ―」と言ってみたり、大きな木になりきってお話をすることもあります。これを心理学の言葉では「交換可能性」といい、自分以外の他の誰かの気持ちになる、ということなので、発達段階では非常に大切な遊びです。この遊びの中で「他者の気持ちを考える」という学びができるのです。

空しさを防ぐためには

 幸せとは、便利や安心の積み重ねではありません。
広い世界(自然など)からの発見を積み重ねを意識して幸せを見つけるということでした。
 充実の反対は空しい(むなしい)です。古い考えでは「実」の対義として「空」が使用されますね。小さな充実を積み重ねていくことで、心の空しさを回避することができます。
 自分さえよければ他の人はどうなってもいいという人は幸福度が下がる傾向にあります。自分の内面にばかり目を向けるのではなく、自分の外の世界に目を向けるようにしましょう。
 それは過去の思い出に関してもそうです。思い出の中には楽しい「快」の思い出だけではありません。その快ではない思い出も「充実」として受け止められるかによって幸福度は変わってきます。大木の年輪は1年に数ミリずつ厚くなっていきます。年輪のように快の思い出も、快でない思い出も自分を成長させてくれる大切な思い出と理解できるといいですね。

幸福度の大敵

世界で「幸福度が低いと自分で思っている人」が抱える問題のランキングがあります
3位 健康上の問題
2位 失業
1位 食料購入費が不足
 健康上の問題とありますが、これは実際にその人が不健康である場合でなく、「自分は健康上の問題を抱えている」と感じているということです。健康上の問題を抱えていると思っていると幸福度が下がるといえます。
「病は気から」もあながち嘘ではないのかもしれません。
 失業は、自分と社会の関りをなくすということです。失業した人に、それまで貰っていた給料と同じ額を渡しても幸福度は上がらず、お金だけで幸福度を失業前と同じだけ得ようとすると、約4倍の額をもらえないといけないのです。加えて、高い給料を得ていて誰の為になっているかわからない仕事よりも、給料は高くなくても目の前で「為になった」と喜んでくれる人がいる仕事の方が幸福度は高い傾向にあります。
 食材購入費が不足するということは、一番幸福度が下がることです。特に、今日のご飯を買うお金がない、というのが一番幸福度が下がります。
食材購入費が不足すると、食事の質がかなり下がるので、その生活を続けた結果、体調を崩すことにも繋がりますね。

どんな気持ちで過ごすことが幸福度を上げることになるの?

 幸せについて考える時、不幸せについて考えることをしないのは本当の幸せではありません。不幸せなことを考えるとなんだか気分が落ち込みますよね。幸せについて考えたかったはずなのに、気分が落ち込んでしまってはなんだか矛盾しているような気がします。しかし、その矛盾に向き合うことが大切なのです。
矛盾にきちんと向き合うことが誠実であり、「実」の状態と言えます。向き合わないと「空」の方向に傾いてしまうのです。楽しいことばかり、自分に都合のいいことばかり考えて行動していくと、結局は空しい人生になってしまうんですね。
 具体的には、「仕事とその他の時間を切り分けすぎない」ことです。仕事をしている時間も、その他の時間も、同じくあなたの人生の一部です。仕事でも丁寧な仕事をするし、その他の時間でも丁寧な時間を過ごす。同じ人生の時間の使い方なので、仕事だから所得を得るためだけの手段として考えすぎない方が幸福度が上がります。
 この数十年、人々の価値の判断材料は変わってきました。「貴重なものかどうか」→「便利なものかどうか」→「見た目が優れているか」。では、今後はどうでしょう。例えば「かけがえのないものかどうか」、「意味のあるものかどうか」、「丁寧な生き方につながっているものかどうか」という観点になっていくでしょう。


まとめ

 幸福度を上げるためには毎日(でも義務付けない)のコツコツとした積み重ねが大切なんですね。
私もココトレ、がんばろうと思います!(タスク化はせずに)

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