問題の本質を捉える

何事もポジティブに受け止め、

何か「問題」があると、

それを「チャレンジ」と捉え、

問題解決に邁進する。

確かにそれは、素晴らしいこと。

しかし、問題の本質を捉えていないと、

いつも、問題解決に取り組まなければならない。

いつも、不安や恐怖と共に人生を歩まなければならなくなる。

この状況においてもさらにポジティブに受け止める人がいて、

「君は、実際には、ありもしないことで悩んでいる！」

と言って、

問題を、意志の力で、

無かったことにしようとする人がいる。

ポジティブシンキングは、

時に、メンタルに大きなリバウンドをもたらすこともあるので注意したい。

そもそも、問題を特定し、

分析することなしに、

問題を解決することはできないと思います。

問題に直面すると、不安で一秒でも早く不安から逃れたいと思います。

どうせ問題を解決するなら、

再発することなく、

すっきりと解決したい。

そのためには、きちんと時間をとって問題の本質を理解する必要がある。

本質さえ理解できれば、

対処の方法は、おのずと見えてきます。

私たちは問題の本質を誤って捉えていることが多いのです。

事業において、売り上げが停滞しているのは、

既存顧客の購入金額が低下しているのに、

新規顧客の獲得に力を入れる戦略をとったり、

幸せになりたいと思いながら、

自分を大切にせず、

相手に合わせることで、

自分が疲弊してしまう人生を送っていたり・・・。

それらは、喉が渇いているのに海水を飲んでいるようなもの。

あなたが今、飲んでいるミネラルウォーターの中身、

実は、海水ではないですか？

「あなたが今、抱えている問題の本質は何ですか？」

本質を捉えること。

そして、本質に対し、

正しい問いを立てること。

何の制約もなかったら、本当は何がしたいんだろう？

何でもできるとしたら、本当は何をしたんだろう？