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2-8-2 相手にはそうする理由がある

不思議なことに、

子どもって、急いで外出をしようとしている時ほど、

着替えをしてくれなかったり、

掃除をしている時に、

テーブルのコップを倒したりする。

一度くらいは、多めに見れるが、

二度、三度と繰り返す。

その都度、あたふたしている時、

子どもの顔を見ると、

笑顔で満足そうな顔をしている。

だいたい、この場面でキレる!

急いでいる自分からすると、

意味不明なこの行動にも、

子どもにとっては、

肯定的な意図がある。

そうでないと、

笑顔で満足そうな顔を見せるはずはない。

それが何かと考えると、

親の気を自分に惹きつけたいのだ。(たぶん…。)

急いで外出の準備をしている時に、

自分が無視されているように感じているのかもしれないと思うわけです。

このような出来事は、

仕事の現場でも起こる。

何度言っても、

何度指示しても動かない社員がいる。

動かないばかりか、今しなくてもいい別のことをする社員がいる。

「なんでそんなことをするの?」

「なんでこんなこともできないの?」

よくある話です。

でも、この社員にも、

指示された行動をしないことに肯定的な意図があるとしたら。

こう考えると、

相手にはそうする理由があると思えてしまう。

例えば、自分の話を聞いて欲しい、とか。

相手には必ず、そうする理由がある。

それなりに。

そこを理解して、相手の気持ちになって、一言でいいので声をかける。

そうしないと、

相手は、こちらが気づくまで、

不都合な行動を繰り返す。

そのように思うわけです。

人生で最も大切なこと、それは 笑顔で心穏やかに生きること。これだけで、私たちは、人として価値がある。これだけで、私たちは、まわりの人に貢献でき、まわりの人を幸せにできる。