本当に優先しているものは何？

私たちは、夢を描く。

こんなことをしたい。

あんなことをしたい。

でもなかなか行動に移せない。

なんでかな？

いつもうまくいかない。

こんなはずじゃないのに…。

例えば、ダイエットがしたい。

でもなかなかうまくいかない。

なんでかな？

それは、ダイエットをしているつもりでも、

それを妨げる行動を優先しているから。

つまり、ダイエットよりも優先していることがあるのだ。

まわりの目を意識すると、ダイエットと言う。

でも、本当の自分の思いは、別にある。

だから、ダイエットの妨げになることを優先している。

そして、私はダイエットもできないダメな人間だと決めつけてしまう。

実は、自分を傷つけたり、ダメな人間だと思い込んでいるのは、他ならぬ自分自身なのだ。

自分の心を傷つけているのは、他人じゃなくて、実は自分自身なのだ。

①自分の生活の中や、自分の生き方の中で本当に（無意識に）優先して行動しているもの。

②まわりの目を意識して、自分が良く思われたいという感情から、行動しようとしているもの。

この①と②のギャップがあるときに、自分自身で自分の心を傷つけていると言えるのではないか？

だからと言って、まわりの目を意識して、自分が良く思われたいという感情を満たす行動ばかりをしたらいいというわけではない。

大切なのは、自分の価値観・信念を満たす行動をすることだと思う。

自分の価値観・信念を満たす行動を、無意識にできるよう、習慣レベルまで落とし込む。

これが大切なことで、これを実現することがコーチングだと私は、思っている。

コーチは相手の鏡となり、相手が無意識レベルの自分の行動に気づく。

そして、その行動が、自分の価値観・信念を満たすものではないと、ギャップに気づき、心の中に違和感を感じる。

この違和感がスタートラインとなる。

違和感を解消するために、無理なく毎日できる行動を考え、実行してみる。

実行してそれを振り返る。

そして、行動量を増やすのか、違うことをするのかを考える。

さらに、行動し、振り返りを行う。

いつしか、自分自身を認めることができる。

自己効能感というか、自己肯定感が増してくる。

自分が本当に優先しているものは何？

それって、自分の価値観や信念を満たす行動？

何か、うまくいかないことがあるなら、自分の心に問うてみるのもいい。

追伸

『夢をファッションにしない！』

自分の夢は、まわりの目を意識して、

着飾るように、自分をアピールするようなものではない。

どんなに自分の表面を着飾っても、

自分の内面は満たされない。

夢とは、いかなる大嵐の中でも自分を見失わないための羅針盤…。