ネガティブな感情も私たちに必要なもの
不安や心配事などのネガティブな感情を抱き続けるのは、
あまり気持ちが良くないものです。
ですから、多くの人は,
「ネガティブな感情を抱くのは良くないことだ」と思っています。
ネガティブな感情が生じるのは、
「本当はこうあってほしい」という内に秘められている前向きな思いと、
目の前に起こっていることとの間にギャップがあるためです。
つまりネガティブな感情は、
自分ではまだ気がついていない、
前向きな思いを知らせてくれる「サイン」なのです。
「本当はこうあってほしい」という、
前向きな思いに気がつくことで、
ネガティブな感情が、
「もともと自分が望んでいた、前向き感」に変化します。
「本当はこうあってほしい」という前向きな思いに気づくためには、
簡単な質問があります。
それは、抱いているネガティブな感情に対して、
「それによって、何が困るのだろう」と、自分に質問するのです。
「本当はこうあってほしい」が見いだせるまで、
繰り返し自分に質問してみるのです。
そうすると、本当の自分の気持ちに気づくことができます。
例えば
ネガティブな感情(将来が不安)
↓
それによって何が困るのだろう?
↓
安全で安心な生活ができない
↓
それによって何が困るのだろう?
↓
家族を守れない、やりたい仕事ができない
↓
それによって何が困るのだろう?
↓
大切なものを失ってしまう
つまり、
大切なものを守りたい…。
ネガティブな感情(将来が不安)は、
大切なものを守りたいというサインなのです。
私たちの感情は、
自分の思いを真っ直ぐに表現できず、
心配や不安、ネガティブな感情にに形を変えて、
心の中に浮かび上がってくるのです。
このことがわかれば、
ネガティブな感情も私たちに必要なものなのです。
人生で最も大切なこと、それは 笑顔で心穏やかに生きること。これだけで、私たちは、人として価値がある。これだけで、私たちは、まわりの人に貢献でき、まわりの人を幸せにできる。