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常に出発点にもどる

コーチングでは、
クライアントの課題をクライアント自身に考えてもらいます。
どうしてクライアント自身に考えてもらうのかと言うと、

第一は、クライアントが人生の主人公として生きるため、

第二に、クライアントの課題に関する答えをコーチは持っていないからです。

ですから、コーチングでは、
クライアントがコーチの支援を受けながら、
自らの課題に対して、

「本当はどうしたいのか?(目的)」

「まずは何を目指すか?(目標)」

「今はどんな状態なのか?(現状)」

「何が使えるか?誰と協力できるか?(リソース)」

「何ができそうか?(オプション)」

「何からはじめるか?(行動)」

「行動したら何が起こるか?(影響)」

などに関する気づきを得ていくのです。

コーチングは、コーチとクライアントの2人でつくるものです。
コーチは、クライアントが、
本当の自分の想いを発見したい、
自分の望む未来を実現したい、
自分の抱えている問題を解決したい、
と思っていることに関して、
「クライアント自ら考え、必要な気づきを得る」ように支援します。

このような関係を『協働関係』と呼んでいます。
協力して働く関係です。

この協働関係をつくるためには、

「クライアントがコーチを信頼していること」

「クライアントがコーチングを理解し、期待していること」

が必要になります。

コーチはクライアントに信頼されるようにコミュニケーションをとり、
クライアントにコーチングを理解してもらい、
期待を感じてもらうために必要な説明などをします。

そして、お互いの役割を確認した上で、コーチングをスタートします。

コーチングでは、コーチとクライアントはお互いに協力し合う関係です。
上下関係はありませんし、一方的な関係でもありません。

お互いに気になったことは伝え合い、
必要なコミュニケーションをとりながら、
クライアントの目的に向かって進んでいくのです。

目的に向かって進むために最も重要なのは、
なぜ生きるのか?
生きる目的に対して、今、自分はどのような状態なのか?
そして、
「本当はどうしたいのか?」
この出発点に常にもどること。

心が揺れて、どうしていいかわからない時は、
出発点を見失っているとき。

出発点の質こそが、人生の質となる。

だから、常に出発点にもどる…。

なぜ生きるのか?
生きる目的に対して、今、自分はどのような状態なのか?
そして、「本当はどうしたいのか?」

簡単じゃない。
難しい。
本当に難しい。
難しいからこそ、
人生をかけて、探求する価値がある。

人生で最も大切なこと、それは 笑顔で心穏やかに生きること。これだけで、私たちは、人として価値がある。これだけで、私たちは、まわりの人に貢献でき、まわりの人を幸せにできる。