見出し画像

大切なものは、 日常、 日々の生活…。

アドラー心理学、
今から100年ほど前の心理学が、
大きく変化する現代の生き方の指針となっている。

それから、さらに100年ほど前、
つまり、200年前のスイスの教育家 ペスタロッチの思想も、
混迷する現代の指針になると私は思っている。

「生活が陶冶(とうや)する」
スイスの教育家、ペスタロッチの言葉である。

「陶冶」の意味は、
人の性質や能力を円満に育て上げること。育成。
「人格を陶冶する」

と、あった。

ほぼ、教育という言葉の意味と同じだと思う。
日常生活における問題に関心を持ち、
自ら探求することこそが、
教育の根本であり、
人間形成となる。

「探求型の学び」が大切であると、

ペスタロッチは伝えているのだと思う。

現代の学校教育の基本である、
従順に、
与えたものをいち早く記憶し、
それを与えられた答案用紙に、
だれよりも早く書き出す…。
この能力だけで、
人生は切り拓けない。

コーチングの視点で、
「生活が陶冶する」という事を考えるなら、
「自分の人生を自らの関心にもとづき探求し続ける。」
ということになる。

自分の人生に向き合うことが、
自分の成長につながるのだ。

いつも、他人を批判し、
他人の課題に介入する人がいる。

本人は、良いことをしているつもりでも、
結局は、自分の人生に向き合っていないので、
自分自身は空虚となるのだ。

だから、ますます、他人を批判し、
他人の課題に介入してしまう。

人生には正解がないからこそ、
自分の人生に向き合い、
「自分の人生を自らの関心にもとづき探求し続ける。」

「生活が陶冶(とうや)する」のだ。

ビジネスでどんなに成功しよいうとも、
日々の生活が積み上げられないと、
人生では成幸できない。

大切なものは、
日常、
日々の生活…。

私は、大切と思う考えの本質を探究したくなる。同じことを何度も繰り返す。繰り返すことができるということは、情熱があるということだと思う。

人生で最も大切なこと、それは 笑顔で心穏やかに生きること。これだけで、私たちは、人として価値がある。これだけで、私たちは、まわりの人に貢献でき、まわりの人を幸せにできる。