コミュ障でもコミュニケーションをやりきる鉄則!(in ビジネス)
はじめに
何と言われようと私はコミュ障である
コミュ障と定義はここでは「相手との意思疎通が出来ない」・「コミュニケーションでストレスがかかる」の2点にします。
周囲から私は「話しやすい」「議論をまとめてくれる」「相談しやすい」と言われることが多いです。(※ 論理的な思考は苦手なので、エンターテイナー的な話し方という意味で誉められます)
しかし、本人としてはコミュニケーションを取るのは、本当に……本当にストレスです。いや、お喋りは大好きですが、苦手なことに関しては頭を抱えてます。何か間違いや相手にとって不愉快なことを話してしまうことを恐れ、新卒時代に詰められることが多かったのでコミュニケーションは最低限にしたいです。怖いこと言われたくないです。
せめて、ビジネスでは傷つかないコミュニケーションをする
臆病者のコミュニケーション術!
この記事では以下のことについて述べていきます。
出来る準備は出来る限りする
オープンマインドで挑む
見える化する
情報の整理をする
1.出来る準備は出来る限りする
ビジネスにおいては、その場のノリで話すことはメンタル的にかなり危険です。多くのビジネス書では「結論から話せ」と極論的な単語が貼り付くように書かれているため、スキルがジュニアを抜け出したくらいの人だと、「いいから、結論を話せ」と攻撃アドバイスをしてきます。
前提、結論、根拠などなど頭の中で瞬時に組み立てて、その場で話せればあなたはコミュ障ではないはずです
では、話す前に走り書きのメモでも、会議資料でもいいので、書き出しましょう。(文章のまとめ方は、また別の機会に書きます)
もしも、会議や相談のための体裁を整えた資料を用意出来たら、事前に相手に共有しておきましょう。ここで一読をしてもらう必要はないです。いわば資料は地図に記されたルートです。ビジネスにおいてコミュニケーションは認識摺り合わせが多いです。このルートが共有出来ているだけでも、ちょっとした安全策になります。
ここで「結論から話せ」と言われる理由を考えましょう。
一番の理由は「何の話をしたいのか、わからないことへのストレス」からです。
雑談であれば、話がどこに寄り道をしようが、どこがゴールだろうが、気構えずに聞けますが、ビジネスにおいては極論お金に関わることですから、真剣に聞きます。
ですので、何が起こるかわからないストレスを相手に出来るだけ与えないようにするのがBetterですね。
自分用のメモを書いたのであれば、準備をしたことを元に相手にコミュニケーションのゴールを提示しましょう。
例)
作業手順書を書いたので承認が欲しい
このプロジェクトの予算案について意見が欲しい
開発中のプロジェクトのバグチケットの作業を依頼したい
緊急事態が起きているが、手に負えないので助力が欲しい
具体例としては、承認・意見・作業・助力に大まかには分けられるかと。
緊急事態で準備もあまり出来ない時は、「相手に求めること」を言って、ゴールを共有しましょう。
2.オープンマインドで挑む
ここでいうオープンマインドとは、自分の手札を必要以上に隠さず考えを述べて、そして、相手から示された情報を受け入れるという意味で捉えてください。
具体的に自分の考えを述べるというのは、コミュニケーションをしようとする相手に話のテーマに関わることなら話すことと、自己紹介をすることです。
前述した例の「開発中のプロジェクトのバグチケットの作業を依頼したい」を使うと、次の内容はあなたは共有が難しいかもしれません。
自分の持っている知識や技術では対応出来ない
自分では期限までに対応が出来ない
作業には大きな制約が存在する
人には多かれ少なかれプライドがあります。ですので、出来ないことを宣言するのは難しいでしょう。ですが、言わなかったからと言って、出来ないことが出来るようには残念ながらなりません。少なくとも相手は「依頼された人にとって難題」と気付けたなら、かなりの割合で協力的でしょう。(協力的ではない場合は、ビジネス上のリスクになるで人事や上司に相談などで対応していきましょう笑)
また、ちょっとしたテクニックですが、自己紹介で弱みを見せる相手に対して、警戒心や敵対心を持つことは多くはないはずです。もちろん、この仮定は敵対的ではないビジネスにおいて成り立つテクニックです。ですが、目の前で完璧な人間を演じられるよりも、弱みを曝け出した方が親しみを抱くことが多いはずです。
(ライバルの同僚や嫌な上司などでもしも弱みに付け込まれることへの危険があるならば、気にする必要はあまりないです。数人の敵がいても、大勢の味方を作って仕舞えばいいと思います。……世知辛い世の中なので、大勢の味方がいてもどうにもならないことがありますが、現代では「逃げ」を許されてます。逃げましょう(遠い目
また、テーマに対するネガティブな情報もまた言いにくいですが、これも共有するのとしないのであれば、相手の作業の負荷が変わってきます。
また、オープンマインドで「相手からの情報を受け入れる」も大事になります。
いわゆる「論破」は誰も幸せになりません。もしも論破を出来たとしても、相手は不快に思いますし、自分の時間の無駄です。ですので、相手からの情報は手元の手札に加えて、「なるほど」と糧にするのがいいです。
3.見える化する
この見える化も事前準備に似ていて、書き出すことです。相手をコミュニケーションした内容を議事録や図解、データで見える化することにより認識齟齬が減り、何度もコミュニケーションをする手間が省けます。
4.情報の整理をする
この整理はコミュニケーション中とコミュニケーション後で意識すると良いです。
話のテーマや議題が決まっていても、人間とのコミュニケーションでは議論が横道に逸れてしまったり、発展したりします。複数人で白熱した場合はゴールが見えず、お互いに言いたいこと・思いついたことを話してしまいがちです。その時は、自分の意見を言うのではなく、情報を整理することで、混乱を防いで仕切り直すことが可能です。
また、聞くよりも話すのが楽しくなっている相手に「今、そんな話は関係ない」と相手を止めるより、整理をして理解したことを示し、その整理を別の機会の議論につなげる方が有意義ですね。
また、コミュニケーション後に見える化するための議事録を時系列順に並べるだけではなく、カテゴリ分け等をして情報整理をすると良いです。
終わりに
傷つくのが怖い。だからこそ、先に自分が敵意がないことを相手に示し、自分と話すとストレスがない・利益がある・楽しいを思ってくれるように心がけてます。臆病者の知恵です。ちょっとでもお役に立てることができれば幸いです。
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