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UNDER Freaks 3周年に寄せて

12/3 追記:主催のTakeru Kazesawaがパーティを終えてnoteを投稿しています。当日の良い話シリーズを中心にみんなが聴きたかったところも書いてるのでCheck!


来たる11/27(土)、渋谷WOMB LIVEにてUNDER Freaks 3rd Anniversaryが開催されます。それに合わせて主催の風沢タケルから文章を書いて欲しいと言われ、vol.1からの客である僕(@Lianos_dj)がザックリとUNDER Freaksというパーティについて語ることにしました。
この文章を読んで参戦を迷っている人にも、決めている人にも、多少なりともパーティを楽しみにしてもらることを目的として書いています。

『好き』を入口に、体験へと運ぶ

UNDER Freaksが人を集めるのは、『オタクの興味を引く何か』を要素として沢山持っているところだと思います。主語を大きめにしているのは対象となるオタクも要素も幅広いためです。

分かりやすい例はフライヤーで、目を引くイラストにこだわり抜かれたデザインで、別に知識が無くとも沢山の人が「良いな」と思えるクオリティに毎回仕上がっています。

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音楽面においては演者それぞれがダンスミュージックに基軸を置きながらも、アニソンなどを媒介として『好き』を表現することでバックグラウンドを知らずとも分かりやすく入り込めるようになっています。


DJによる『好き』の表現、情熱がベースとしてあり、更には後述する演出、空間も合わせて1つの感動体験まで昇華できているところがこのパーティの素晴らしいところだと思います。経験上、真正面から全力で『好き』をぶつけられると清々しいですし、その気持ちは伝播していき、DJ, VJ, 照明, お客さんが一体となることだって出来ます。この可能性はとてつもなく大きいです。

(vol.3の時の動画ですが、今回ゲストのdioxxxさんが居ますね...)

非日常体験の追求

要素一つ一つのクオリティを高めたとしても、それを多くの人にしっかりと楽しんでもらうのは容易ではありません。パーティは時間的に有限で、クラブに慣れている人もそうでない人も様々です。UNDER Freaksではお客さんが一歩踏み入れると世界に入り込めるような特別な空間を創るべく着実に進化しています。


基本的には先ほどのようなお祭り的な雰囲気ではなく、薄暗い中で燦然と輝くステージを全員が見つめるような没入体験に近いと思います。皆が一つの方向を見ながらも、周りには同じ『好き』を持つ人が自由に楽しんでいてその場で感動を共有できるというのはパーティを楽しみたい人にとって大きな手助けになります。
そしてその手助けとして、天井LEDなどの照明やVJ、会場レイアウトに至るまで工夫を凝らし視覚的情報を付与することでお客さんは一つの体験として感情と五感情報をセットにして記憶に強く残すことができます。

純粋なステージとしてのクオリティの高さも、時折見られる爆発力も含めて「また行くか〜」と僕達に思わせる記憶になる訳です。


UNDER Freaksのチャレンジ

UNDER Freaksの毎回の狙い、想いは主催の口から聴けることを期待して、外から見ても分かる継続的なチャレンジについて書いていきましょう。

UNDER Freaksはゲストがとっても豪華です。ビッグネームというのもありますが、他のイベントでは中々見られないし、ましてや都内のリミックス寄りのイベントでだなんて...!という面々を毎回揃えてきます。

しかしながら、例え超豪華であろうとバラエティに富んだ面々を呼んだだけではパーティが"ショーケース"的になってしまいます。ショーケース的にがピンと来ない人はクラブイベントではなくライブイベントみたいになってるようなイメージだと思ってください。

それが良い悪いという話ではありません。そうした方面においては大きな運営組織が大きな会場で行うフェスのような開催方式が多数存在し、多くの人がそれを経験しているため個人のクラブイベントが体験として上回ることは極めて困難です。UNDER Freaksは常にこのショーケース問題と闘っていると思います。

このような問題に対して、主催のタケルは『最大のリスペクトを持って人を巻き込む』ことで対応しています。尊敬する人を自分のパーティに呼ぶだけでもとてつもないプレッシャーですが、1人のファン目線を持ちながら、タケル自身が一番見たい形で演者を組み込めるようにオファーからタイムテーブル、ゲスト同士の組み合わせに至るまで考え抜いて決定します。『好き』を情熱に変換してパーティを創り上げる姿勢こそがお客さんの胸を打つ体験に直結していると言えます。

3rd Anniversaryに期待すること


ただの客は最高です。好き勝手に楽しんで好き勝手にものを言うことができます。

今回のUNDER Freaksは初のWOMB LIVEでの開催となり、最大の規模となります。場所が変わることによる影響というのは大きく、どうなるか想像が付かない部分はあります。

しかしながらこれまで見られた『好き』を『感動』まで落とし込む努力、『最大のリスペクトを持って人を巻き込む』姿勢は規模が大きくなるほど真価が問われるものですから、今回はどのようなアプローチをとって継続して見られるのか、期待しています。

全てのゲスト、クルーがどのようにパーティに組み込まれ、どのような『好き』が見られるか楽しみです。個人的にはゲストとして声優、DJとしても活躍されている高木美祐さんや、大混戦を勝ち抜き公募DJとして出演するSHITAさんといったこれまでUNDER Freaksに無かったポジションの人がパーティにおいて果たす役割に注目しています。

とまあ真面目に書きましたが、当日はショット飲んだりデカい声で騒ぐ人になっているかもしれません。パーティは理屈よりも感性で楽しむものです。とはいえ他のお客さんがどういったことを考えているか気になるので、終わった後でも色んな人の文章が読みたいですね。


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