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テイクアウト用カップの検討

当店は基本テイクアウト主体の営業形態となる予定ですので、テイクアウト用カップは極力環境負荷が低いものを検討しています。

ホットドリンク用には写真にある #バタフライカップ を採用させていただく予定です。

主な理由は、紙ベースであることに加え、#生分解性プラスチック である PBS (ポリブチレンサクシネート)が採用されていることです。
また、原料はトウモロコシ由来のコハク酸であり、バイオマスプラスチックでもある素材になります。
また、耐熱性や低温でのヒートシール性、他の素材との相性(相溶性)も、他の生分解性プラスチックよりも良いとされています。

さらにPBSは分解する際には熱を必要とせず、土壌環境のような低温環境でも分解する特徴があります。

ポリ乳酸(PLA)やポリブチレンアジペートテレフタレート(PBAT)は、分解する際に熱が必要なので、この点が生分解をする上で有利になります。

このような特徴から、紙コップや農業用フィルムなどに採用されています。

実際に、バタフライカップの適用可否を判断するため、土壌中で分解するかを確認したところ、2ヶ月程度で分解することは確認できました。

問題点は、使用後の処理でいくら生分解性素材を使ってもゴミとして捨ててしまってはCO2削減には貢献できません。

使用済みカップを回収して、その後処理する仕組みが一般レベルではほとんどないので、素材が開発されてきている今、取り組むべき課題と思っています。

しかしながら、個人レベルではできることが限られて来るので、この先はどうするか検討中です。

企業レベルでは、BioPBSを開発した三菱ケミカルさんがサッカースタジアムでの実証実験をしていてスタジアムで使用した紙コップを回収し、コンポストで処理をして4日で分解するという結果が報告されています。

三菱ケミカル株式会社 ホームページより抜粋


そもそもテイクアウト用であっても使い捨てカップを使うのは極力減らしたいと考えております。
気軽に取り組めるエコを検討していきます。

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