超特急ユースケくんを推した眩しい日々の話

推しは光って見えていました。

あんなにも整った顔立ちながら、やさしくて、あったかくて、面白くて、メンバーとファンのことを本気で愛してくれていた人。
超特急のユースケくんを応援した日々の話をします。



退所発表があってから、何かしていないと私は駄目になりそうでした。
仕事にひたすら打ち込んで、食事と睡眠と家事を止めないよう必死でした。
ラジオやアニメなどの楽しいことに助けられながら、生活を繰り返して気付けば三ヶ月。
穏やかに過ごせるようにはなったものの、置きっぱなしにしていた寂しさをどう受け止めていいかわからなくなりました。

時が経てば経つほどいつまでも向き合えないままになりそうで、それはいやだな…と。

ユースケ推しとしての気持ちをちゃんと言葉にしよう、そうしよう。
超特急のユースケにずっと助けられてきたんだよって、いつだって溢れんばかりの元気を貰えていたんだって書き残しておきたかった、そんな話。



どこから書こう!?沼落ちブログになっちゃう。

私はアイドルや洋画や二次元、いわゆるさまざまな方面のおたくです。

ちょうど4年前、好きの感覚が近い友人たちが超特急に転がり落ちていました。それも驚きのスピードで。
そのことを知りつつ薄目でこれは沼だ…と思い超の文字も出してませんでした。
どうして自分がはまりそうなものこそ指の隙間から覗いてしまうんでしょうね。


ある日、ふとタイムラインで見かけた横顔にぐっと引き込まれました。
それがユースケくんでした。
絵画のようにハッとする美しさを放っていた彼は、動画の中ではニコニコ笑っていました。
仲が良いんだな、メンバーみんなのことが大好きなんだなってよく知らない私でも頰が緩んじゃうくらい。


何気なく一言呟いたところ、ちょうどツアー開催中だということを教えてもらいました。
当時残業に追われていた私にとっては、魔法でも使わない限り間に合わない平日公演。
でもどうしても気になって、だめなら縁がないってことだと予防線を自分に言い聞かせながら、誰にも話さずこっそりチケットをとることに。


気づけば会場に向かうタクシーの中で、
「人が多いですが、今日は何かあるんですかね」と運転手さんに尋ねられ、
「えっと、ライブがあるみたいで…」と遠い世界のことのように返したのを覚えています。
それまで一度も定時で上がれた試しがなかったのに、今考えても奇跡!


メンバーカラーに身を包んだファンの人たちが、いっぱいペンライトを持って期待に胸を膨らませていました。
軽い気持ちで来てしまった私は場違いな気がして、開演ギリギリまでひとりロビーをうろついていました。

せっかくだからと横顔が印象的な男の子のペンライトを買いました。この子も黄色がメンバーカラーらしい。
たった一本のペンライトを握りしめて、緊張しながらの“初乗車”。

雷が落ちたような衝撃を受け、帰り道に感想を書いていたら一瞬で家に着いたのが昨日のようです。



それからは怒涛でした。

コールや振りを覚えて挑むライブはもはや部活で、初めてのツーショット撮影会のために本気でダイエットと美容に力を入れたり、長年会いたかったフォロワーさんと連番したり。
全国を飛び回るうちに、ありがたいことにいつも一緒にいるメンバーもできて思い出が増えていきました。


新年会、フェス、ハロウィーンイベント、クリスマスライブ…推しに感じさせてもらっていた四季。
一つお仕事が決まればお祝いして、イベントやライブの予定が発表されれば行ける限り申し込みました。
好きになった頃は地方在住だったので、イベントで住んでいる街に来てくれた時の感動は忘れません。


ユースケの地元秋田での初開通が叶ったフェスも思い出深いなあ。
強風で飛行機が欠航、振り替え便も飛ぶか危うかった中で、現地にたどり着けただけで涙が滲みました。
本当にユースケもメンバーもファンも嬉しそうで、お祝いのような空間でした。
夢を叶える瞬間ってこんなに幸せなんだ、もっと見ていたいって心から思った日。



超特急のおかげで、行ったことのない場所に連れて行ってもらえました。
他愛のないことでいつまでも笑いあえる友人ができて、たくさんの人たちに出会えました。

きっと、同じものを好きにならなければ交差しなかった人たちっていっぱいいるんですよね。
他の好きなものも繋がったり、なんでもない日にご飯食べたり、普通なかなか会えない距離の人とも、ライブのおかげでよく会えてたり、そんな全て。

打ち上げと称してライブ後に「推しって最高〜!」と乾杯するお酒が何よりも美味しかったなあ。
カメラロールを遡ると、宝箱を眺めている気持ちになります。



もうね、すっごく楽しかった!

日常でつらいことがあっても「ユースケも頑張ってるし!」と前を向けたし、次のライブを思えばすんでのところで踏ん張れた。
そうやって日々の糧にしてしまうほど、彼らが魅せてくれるライブが大好きでたまらなかった。 
生活の一部どころか、大部分をがっつり占めちゃっていました。

家族でも友人でも恋人でもない、それでも強い気持ちや励ましをくれる推しってつくづく不思議な存在ですね。
推しの笑顔やパフォーマンスの一瞬を思い出すだけで、力が湧いてくるもんなんです。
なんでもできるって突き動かされるような無敵のパワーで日常も頑張れました。



だから、最後に残ったのは「ありがとう」です。
ありふれてるね。

6人体制が実質最後のファンミーティング最終日、
終わってからぐしゃぐしゃになりながらの私の一言は、「ユースケ推しで幸せだった!」でした。

大好きだったと過去形にはできていないけど、幸せな過去のことはなかったことにしたくないなという素直な気持ちです。私は幸せ者だよー!



いつもユースケはきらきらして目に映っていました。

舞台に立つ人は魂を削っているから、
そのかけらが光って見えると聞いたことがあります。

「20億分のうちのあと何回君といられるだろう」っていう歌詞を聴くたびに、今しか見れない儚さにこんなに魅了されるのかもなと強く目に焼き付けていました。『Billion Beats』、神さまの曲。



元気担当として場を盛り上げて、いっぱい笑って時々泣いて感受性豊かで、びっくりするぐらい純粋でまっすぐなユースケ。
ダンス未経験からスタートして、練習を重ねてめきめき力をつけて楽しそうに踊るのを目で追ってました。

どんな人の話も頷きながら聞いていて、他人を否定する言葉は吐かなかったところも尊敬しています。
ユースケの言葉の角のないまるい優しさや、他にない面白いセンスのファンでもありました。

私にとってもきっと多くの人にとっても、そしてメンバーにとっても、主人公でヒーローだったと思います。
ひとつひとつ挙げたら夜が明けるくらい、ここにいる一人はあなたに助けられて今立っています。



もう自分の大好きなグループに、大好きな推しがいないんだね。寂しいね、本当に。
この記事を書きながらようやく現実に触れて、涙でほっぺたがべしょべしょです。

聞き分けのいい顔をしていても、
『バッタマン』では「ユースケ出番だーーー!」って叫びたくなっちゃいそうで、
『fanfare』で「たとえば感動の再会も きっとその手の中」って祈るようにそっと胸に手を当てていた姿も、『gr8est journey』で「ずっとこのまま信じていて 僕が君の事連れて行こう」って力強くくしゃっと笑っていたのも、
また探してしまいそうな気がしちゃうんです。だめですね…


こればっかりは他で埋まるというものではないから、ぽっかり空いた穴を見つめてしまう日もあるんだろうな。誰かがいなくなった心の奥底の寂しさって、和らぎはしても消えません。無理して押し潰すものでもないです。

それも存在が大きかったことの証だなと思って、思い出もまるっと持って、自分のペースで歩いて行こうと思っています。



6月10日のライブ配信で、初めて本当の5人体制の超特急のライブを観ます。
また泣いてしまうと思いますが、それでも彼の愛した超特急を見届けたいです。
新曲の『Stand up』聴きました!明るくて全部掬い上げようとしてくれる超特急のあったかさを感じました。

勝手なエゴですが、どうか全員のやりたいことが叶ってほしいと願っています。
これからの超特急とひとりひとりの進む道が、どうか明るくありますように。




あるインタビューでユースケが自分の書いた曲について聞かれた時に、

「永遠はないし、終わりがいつなのかもわからないから、本当に今を宝物に、大切にしてほしい。
この曲を聴くたびにいろんな一瞬一瞬の記憶を思い出して忘れないでほしい。」

と言っていたのがとても印象的で。
あんな強烈な光を浴びて、みんな忘れられるわけないじゃないか、もう〜…!




4年間お世話になりました。やっぱりユースケ推しになれて心からよかったです。
幸せな日々のことを何度も思い出すと思うので、これからもよろしくお願いします。
どうしても今日書いておきたかった。


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超特急6号車元気担当ユースケくん、元気の花を咲かせてくれてありがとう。
大好きです!



2020.6.6 りった

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