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都々逸「貝」


ライバル

意地を貫く人となれ。大好きな美空ひばりさんの人生一路の歌詞ですが、意地とは悪い意味で使われることが多く、あまり良い印象はありません。社会の流行とでも言えるのでしょうが、昔は芯があることは素晴らしいこととされていました。頑固でいいんです。

帯の結び目

さらりと着流しで祭囃子をやっている人達を見ているとほんとうにカッコいいなぁと思います。もちろん着こなしも重要な要素であり、その中でも帯の結びは目につきます。その人自体が伝統文化といわれるようになりたいものです。

攻防戦

いよいよかと待っているとなかなか物事が進まない。吉報は寝て待てといいますが、待っている身からするとそんなに悠長なことは行ってられません。一方、待たれる方は死に物狂いの闘いをしている訳ですから、あけてたまるかとこうなるわけです。

砂を噛む

日の当たらないところで長く辛い思いをしても、最後が良い結果とは限りません。だからこそその味は凝縮されているわけです。人も辛い時間を過ごしたからこそでる味があります。努力を惜しんではいけませんね。

理由

最近使わなくなった言葉に貝になるという言葉があります。言わずもがな文学作品が発端ですが、なんとも風情のある表現です。いろいろな理由が隠されて貝になるわけですが、そこに掛ける想いはとても大きいものがあります。

青春

昔は親に内緒で家を飛び出すとか、都会に憧れてなんていう表現がありました。最近ではこちらもあまり聴かなくなりました。私が学生時代はまだ下宿という制度があって、下宿先にはよく皆であつまりました。誰かの自由になる空間には人があつまるものです。まだ、自由が普通じゃなかったんですよね。

潮干狩り

家族でのお出かけの代名詞に潮干狩りというものがありました。動物園か潮干狩り。そんな平和な時代でした。どちらにも共通するのはお金がかからないということで、家族が団らんするにはかっこうのスポットでした。

小料理屋

最近は近所になくなってしまいましたが、お酒を飲むというと居酒屋ではなく小料理屋でした。同級生が家族でやっている小料理屋には父親に連れて行ってもらったものです。

三枚目

子どもの時は貝はあまり得意な食材ではありませんでしたが、年とともに少しずつ恋しくなるもんですね。特にこのトコブシは好物の一つです。

大人

子どもの時は大人に憧れたもんです。大人はちゃんとしていると思い込んでいました。でも、実際大人になるとそんなにみんなちゃんとしてません(笑)

オールマイティ

一人何役もこなしていく姿はとてもかっこいいですが、この貝というのも人の生活に密着していていろいろな役割を果たします。食感、匂い、憧れなどさまざまな場面で登場します。


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