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マルメロから朝旅真人さんへ #LGBTQA創作アンソロジー リレー日記

こんにちは、マルメロと申します!
この度はリレー日記に参加させていただきましてありがとうございます。
毎回日記を読んでいて、他の著者様はイベントを直々に主催されていたり、各方面に教養深かったりと、一介の専業主婦の私はただただ緊張&戦慄しながら拝読しております……。
どうぞよろしくお願いします。

LGBTQA創作アンソロジーでは、(A)と(B)を担当させていただきました!

1.近況について

コロナの流行し始めた頃、実はプライベートで結婚をしまして、こちらのアンソロジーが発売される文フリ東京の日は結婚式の予定だったんですが、コロナの影響でそちらもキャンセル、パートナーは在宅勤務が多く平日もずっと家にいるという、予想とは違うというか何とも物珍しい新婚生活初期を送っておりました。
私は元々マジョリティ感の漂う結婚式には乗り気になれなかったので、がっかりはしていないものの、何かと慣れないことが重なったせいでその頃は凄く体調を崩しましたね……。

結婚と同時に仕事を辞めて新しい土地に越したものの、コロナのことを思えば今外でバイトを始めるのも如何なものかと思っている間に九月になってしまい、結局は今に至るまで、時間とお金が与えられていることに感謝しつつ、毎日バリバリ創作活動に励ませて頂いております。
皆さんが各々に変化を迫られ、新しいライフスタイルで大変な中、私は家事するだけの引き籠もりニートでいいのだろうかと罪悪感に溺れながら、先日27歳の誕生日を迎えました。
何かこう、上手く生きられる手段を探したいです。

そんな中、前回の日記でティーヌさんにお題をいただいた「最近気になる人」なのですが、いつも行くスーパーのレジにいるお姉さんが気になっています。
にこにこされていて元気が良くって、お姉さんのレジを通るととても癒されるんですよ。密かに「あのお姉さん今日はいるかな~」と探すのが私の楽しみになってます笑
並んでいると前後のお客さんともめっちゃフレンドリーに接されていて、人見知りの私はすごいなぁといつも思います。
優しいだけじゃなくて仕事もバリバリできる人です。
商品通すの早いし、お肉のパックを買うと「これ入れときますね~」と纏めてぱぱっと袋に入れてくださり、大量に買った日は「これ運んどきますね~」と支払いの途中でカゴを袋詰めのテーブルに運んでくれる……えっ、神かな……???と引っ越してきたばかりの私はえらく感動してしまいました←
私もそんな気を配れる人になりたいなぁと思わせてくれるお姉さんです。
気になってはいますが、人見知りを発動するせいであまりお話は出来ていません笑

2.自作解説


さて、アンソロジーにて執筆した「主語は『君』です」ですが、作中に出て来たライブフェスのモデルである「オーガスタキャンプ」に友人と実際に参加中、構成を思いついた作品です。
丁度、昨年の今頃ですね。例年開催が自分の誕生日の頃なので、ここ数年のいいプレゼントです。
おととし友人に誘われて、遠路はるばる車で山梨まで連れて行ってもらったのが最初だったのですが、その時は前夜祭のみの参加だったため、昨年は昼間の本番に初参戦しました。
あのステージの前に立って曲を聴いた瞬間、主人公のあやめが感じていることがぶわあっと、まるで自分のことのように感じられて、旅行から帰った後にあっという間にキーボードを叩いて完成させてしまったような覚えがあります。
本当に、あの瞬間に何もかも「わかった」という感じだったんですよね。
無理矢理作ったとか捻り出したとかではなく、自分でも驚くくらいすんなりと自然体で、しかも楽しく書けてしまった話で、びっくりしました。
ライブだけではなく、会場で売られている屋台や富士急の遊園地、山梨でのドライブなど、友人との旅からは音楽以外の要素も沢山吸収して、彼らの旅の雰囲気に反映してたと思います。

私自身がマイノリティですが、実際に当事者の方とじっくりお話したり遊んだりする機会は本当に少なく、セクシャルマイノリティに関してはお世辞にも取材や知識がしっかりしている人間とは言えないので、私が小説を通して伝えられることは何なのだろうかと悩みました。
何を言っても、にわかとか所詮部外者としか取られないのではないかと。
そんな時に、私が創作に加えてもう一つ大好きなものである音楽を好きになる気持ちと、人を好きになる気持ちって似ているよなぁと思ったんです。
それが、作品の中で彼らにお喋りしてもらう大きなヒントになったと思います。
「恋愛に応えられなくても人を愛する人がいたっていいし、音楽が嫌いでも音楽に心揺さぶられる人がいたっていいじゃない」。
どんな在り方でも間違いじゃないということを、あのお話の人物達を通して伝えられていたらいいなと思います。

3.作業環境について


執筆時はまだ現パートナーと同棲をしておらず実家住みだったので、地べたに座って畳敷きの部屋にある棚を机代わりに、パソコンをかたかたしてました。
(今もフローリングと炬燵机に変わっただけで地べたに座ってますが)

言葉のある音楽を聴いてると、気合いを入れたいシーンで集中できなくなってしまうので、意識を集中させたい時はあまり音楽を聴かないんですが、この時は通勤時に「福耳」の音楽をよく聴いてたと思います。
オーガスタキャンプを主催しているオフィスオーガスタ所属の方々が集まってできたユニットが「福耳」なんですが、当然「福耳」の曲もオーキャンではやるので、ライブ気分を高める為に聴いていました。
それから、作中に出て来る曲は秦基博さんの有名な曲達がモデルなので……秦さんの曲もよく聴いてましたね。

そして、その思いのまま一気に書き尽くしたら、柳ヶ瀬さんに私が提出一番乗りだと言われてびっくりした思い出がありました笑
素敵な企画に出逢わせていただいたご縁と、オーキャンに感謝です。ありがとうオーガスタキャンプ。
ちなみに今年のオーキャンは今週末。無観客のライブ配信で開催してくださるそうなので、ご興味のある方は是非一緒に見ましょう(宣伝)

4.宣伝など

12月26日から開催される、テキレボEX2に参加させていただきます!
Webカタログが既に公開されておりますので、よろしければご覧ください!
イベント公式サイト→https://text-revolutions.com/event/
マルメロのWebカタログ→https://plag.me/e/Pc

「My Roomie Iris」は、LGBTQA創作アンソロにも出演しているあやめと愛理が主人公の、社会人ルームシェア百合小説。
https://marmelo10215797.booth.pm/items/1863352
現在前編のみ発売していますが、後編にあたる#2の執筆に向けて色々準備しています。(間に合うのかな……がんばろう……)

「今宵、世界は滅亡します。」は、百合、主従、音楽、人造人間、遺伝子操作などをテーマにした、ありとあらゆる滅亡を取り揃えるSF短編集。
「短編集」という名を冠しながら、340ページ分世界が滅んで滅んで滅びまくるという、なかなか頭のおかしいボリュームになった一冊です。
https://marmelo10215797.booth.pm/items/2220260

気になった方は、是非お手に取っていただけると嬉しいです。
(特に340ページは本当にがんばったので)
kindleでの電子版はこちらから→https://www.amazon.co.jp/-/e/B08GYZLMYG

そして新刊、SF百合小説「Who am I?」は、10月初旬印刷所から現物が届き次第、販売開始予定です。
これまたマルメロ史上初のR18、人間の女性がアンドロイドの女性と出逢い、「機械に心はあるか」「自分とは何か」を考えさせていく、成人向け百合小説です。
「感動するR18」を目指し、とにかく癒されろ~!というメッセージを込めて書いた、久しぶりに砂糖たっぷりの甘々な百合ですので、こちらも気になる方はboothをフォローしてお待ちいただけましたらと思います。
(成人向けですが、ストーリーがメインなので一部描写を除いてほとんどそういうシーンはありません)

次にバトンをお渡しするのは朝旅真人さん!
ということで、私からは「執筆時のお供になるおやつ」を聞いてみたいなと思います。
私は結構、自分を机に縛り付けておきたい時は飲み物と何かしらのおやつを用意したい派ですが、スーパーで買えるお値打ち価格で美味しいおやつがなかなか見つからず……。
甘いものでもしょっぱいものでも、何かお気に入りがあれば教えてください。
もちろん、「執筆時は何も食べない」という方もいらっしゃるので、そういう習慣のお答えでも大丈夫です~!
私も、ぶっ続けで夢中になって書いてる時はむしろ何も食べてない気がするので……。

それでは!長くなってしまい申し訳ありませんでした。
朝旅真人さん、よろしくお願いします。

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