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日本の新築信仰が終わる日は20年後かも

日本では一戸建ての中古住宅の市場がほとんど存在しないと言われています。
色々な理由があると思うのですが、需要と供給が一致していないことが最大の問題なのかなと思います。

一戸建ての中古住宅が売っていたとしても、それを欲しいと思う人が居なければ売れません。
商品に欲しいと思わせる魅力がなければ、商品が沢山存在しても売れないでしょう。

高気密高断熱仕様+ZEHの家に住んでみて分かったのですが、旧来の住宅とは快適性や光熱費が大きく違います。
耐震性も優れていて、停電時でも最低限度の電力を確保できる状態です。

今どき当たり前の家をモデルハウスで見て、旧来の住宅を見て欲しいと思うでしょうか。
少なくとも、高気密高断熱仕様の家でなければ、中古住宅も勝負にならないです。

現在、私が住んでいる地域にも複数の中古住宅が販売されています。
雪国で寒冷地なのに、高気密高断熱になっている中古住宅はありません。

従来の気密性も断熱性も低い中古住宅を安く購入したとしても、住んでから光熱費や快適性に不満が出てしまいます。
一戸建ての中古住宅市場が大きくなるとしたら、高気密高断熱仕様の家が当たり前にならないと難しいと思います。

一定以上の高気密高断熱の家でなければ、新築住宅が建てられない状況になっていないことが問題です。
建築基準法で気密性や断熱性を低炭素社会が求められる値にできてから、20年程度経過しないと一戸建ての中古住宅市場は出来ないと思います。

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