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LFC vs City「確かに手に当たった」とアレクサンダー=アーノルドは供述。レフェリーの判断は間違っていたのか?

2019年11月10日 リヴァプール v マンチェスター・シティ(プレミアリーグ)

プレミアリーグ天王山。
今季最大のビッグマッチ。
前半6分、0−0の時点で起きたペナルティーボックス内のハンド疑惑。

この試合最大の論点となる出来事に対して当事者、コーチ陣、プレミアリーグ、現地メディアの見解などをまとめレフェリーの判断について言及します!

早速問題のシーンがこちら

ボックス内でディフェンダーの腕に当たっているのは間違いないでしょう。では何が起こったのか、有識者の見解を紐解いて行きましょう。

トレント本人の見解

記者:起きた直後どれくらい不安でしたか?
TAA: VARがあるからね。確かに僕の腕には当たったけどその前にベルナウド・シウバの腕に当たったと思った。だがこういう事が起きてもプレーを継続しなくてはいけない。そこから我々は彼らを裁いた。

なるほど、直前にシウバの腕に当たったと。

では違う角度で観て観ましょう。

間違いなくシウバの腕に当たってる。
アグエロもTAAもゴールに向かってほぼ全力で走っているのでシウバのディフレクションに反応出来るのは当たる直前ですね。
TAAの腕が多少怪しい動きをするのは、まあ置いておきましょう。

PGMOL(プレミアリーグ審判団体)の説明

マンチェスター・イブニング・ニュース より

"A penalty was not awarded as Alexander-Arnold's arm was not in an unnatural position. PGMOL added that there was not enough reaction time for the defender to move his arm out the way."
(アレクサンダー=アーノルドの腕の位置が不自然な場所ではなかったのでペナルティは与えられなかった。PGMOL(プレミアリーグ審判団体)曰くディフェンダーが反応し腕を動かす時間もなかったと付け加えている。)

なるほど。プレミアリーグの正式説明はシウバは無関係で腕の位置や反応時間がノーペナの要因だと。

ペップのリアクション

ではシティ監督のペップ・グアルディオラはどう思ったのでしょう?

後半82分。

なかなかのエキサイトですね。2回ペナルティ貰ってるはずだろう的な。

試合後ペップの審判団への挨拶の様子がこちら。

審判団に”Thank you so much!"を連呼する。
誇張している、もしくは本当にいい仕事をしたので心から感謝しているのどちらかではないでしょうか。

試合後の記者会見の様子がこちら。

記者:試合後の”Thank you very much”は皮肉っぽかったですが…
ペップ:いや皮肉ではないよ。普通の”Thank you very much”だったよ。トッテナム戦の後も同じ。だいたい試合後は感謝を伝える。
記者:判断は合ってたと思いますか?
ペップ:マイク・ライリーと彼の仲間に聞いてください。私ではなく。
記者:彼らには聞けないんですよ。
ペップ:そう言う事だよ。あなた達は試合の事を話すべきだ。私は審判団の判断を話す為にここにいるのではない。毎回聞かれるんだよ。レフェリーやVARの判断について。なぜ今日はハンドで次はハンドではないのか。私には聞かないで彼らに聞いてください。

クロップのリアクション

「私はペナルティを観ていない、だが直前にベルナウド・シウバの手に当たったと聞いている。だがペップがこの事実について満足しているとは思えない。22秒後に得点したからね。」

最後に元プレミアトップ審判のマーク・クラッテンバーグの記事から抜粋

デイリー・メールより

画像1

it is the arm of Manchester City forward Bernardo Silva that deflects the ball onto Alexander-Arnold and that is why, for me, play should not be brought back. (ベルナウド・シウバの腕からディフレクトしアレクサンダー=アーノルドに当たっている。なので試合中断するべきではないと私は思う。)
If Silva's arm does not divert the ball, then yes, I believe a penalty should have been awarded as Alexander-Arnold's arm is in an unnatural position and he is using it to make himself bigger.(もし、シウバの腕がボールの軌道を変えなかったのであればアレクサンダー=アーノルドの腕が不自然な場所にあるのでペナルティーになるべきだと思う)。

そして最後に

That is why I do not understand the Premier League explanation that it was not a deliberate handball. (それを踏まえると意図的なハンドではなかったと言うプレミアリーグの説明は理解できない。)

とまで言ってます。

まとめ

①シウバの腕に当たりディフレクトしてアレクサンダー=アーノルドの腕に当たったのであればノーペナルティーで間違いない。

②シウバの腕に当たらずノーディフレクションでアレクサンダー=アーノルドの腕に当たったのであればペナルティーになるべきだった。

画像2

リヴァプールファンの偏見ですがこの写真を見るとシウバの腕に当たった様に見えるので

結論:ノーペナルティで間違いない

と言う結論に至ります。

ご精読ありがとうございました!

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