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断捨離ZINE『どうせみんな死ぬのだから、生きているうちに服を買おう。』

※この記事は2023年に手製本で刊行した断捨離ZINE『どうせみんな死ぬのだから、生きているうちに服を買おう。』 を校正し直して掲載しています。

【序】
あなたが生きる上で一番大切にしているものはなんだろうか。

 「家族」、「仕事」、「お金」、「時間」。即答できる人もいるかもしれないが、私の生活の中にはいろんなものが溢れてすぎていて、もう十年以上前から何だかよく分からなくなっていた。結婚前に大切にしていたものはなんだっただろうか。もっと遡って、物心ついてから今までの人生で、心から大切にしてきたものはなんだっただろうか。この答えが曖昧なままに生きてきたから、私の人生はブレブレだ。
 
 ところが、三十五歳にして人生最大の断捨離を決行し、捨てて捨てて捨てまくった。断捨離後、部屋に残ったものを改めて見てみると、自ずとそれが何なのかわかってきた。本当に大切なものはそんなに多くない。それがわかったから、きっとこれからはブレずに生きていけるだろう。そんな希望をのせて、この半年間に及ぶ大断捨離の記録を残すことにした。

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