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愛は誰を救う?

1978年の夏、その番組は始まった。えっ!じゃあ45年にもなるんだ。
欽ちゃんが、チャリティに全力を注ぎ、カラダの不自由な人たちと普段通りに会話して、視聴者に車椅子や介護トラックを送るために協力してくださいと、やさしく語りかけてた。僕はまだ小学生で、それでも欽ちゃんの言葉や番組で流した涙に感動して、家中の1円玉とか5円玉を集めて、寄付しに行こうと決めた。
大竹しのぶさんも一緒に出演してたと思います。そしてピンクレディーがテーマ曲だと思うが「2001年愛の詩」を歌い、踊り、番組を盛り上げて、募金をつのっていた。
「なんて素晴らしい番組なんだ!」それから毎年、小銭を集めては、24時間テレビのために募金していた。
その番組を見なくなったのは、100キロマラソンが始まってからだと思う。寛平さんが走ってた記憶がある。
「なんで100キロも走らせるの?」42.195キロならわかるし、駅伝形式で次々にバトンを渡すとかならわかる。ひとりの人に100キロ走らせるなんて、どんなスパルタ番組だろうかと思った。この企画は僕の思いとは異なり、番組のレギュラーとなる。
「ハァ?」
そもそも なんで走らせるの?
そして、僕の24時間テレビに向けた募金集めは終了した。

ここ数十年、いっさい見ていない。

走る姿を押し付けがましく見せて、感動の押売り。まったく興味が持てない。しかも、出演者たちにはギャラ支払われていることも知り、さらに幻滅した。おいおい!これが日本のチャリティの姿かよ!

今年もこの季節がやってきた。どんな内容の番組であれ、チャリティとしての募金活動は大切。たくさんお金が集まってほしい。番組は嫌い(言っちゃったw)だけど、黄色い募金箱を見つけたら募金しますよ。

今年も誰かに100キロ走らせるの?


*極々個人的な意見と感想です。あしからず

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