読書感想「おどろきのスズメバチ」中村雅雄
(ヘッダー画像はAIで作成)
とても面白く、読みやすい。
スズメバチの生態、特にキイロスズメバチのコロニーの1年を詳しく解説。
オオスズメバチやミツバチ等他種類の蜂についても載っている。
スズメバチの巣はどれだけ栄えていても秋に滅びてしまう。次の女王バチだけが冬眠して来年の春に新しく1から巣を作るそうだ。
つまり、最初は女王ハチ1匹だけで巣の材料集めと建造、産卵と幼虫のお世話を全てやらなくてはならず、生き残る確率は100分の1以下だとか。
スズメバチといえば、人を刺すので危険というイメージが強いのだが、
この本では、スズメバチが厳しい自然界で懸命に生き抜く姿が魅力的に描かれている。
巻末にはスズメバチと遭遇した時・刺された時の対処法などの実用的なデータもある。
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