ふとした瞬間に、「私は彼の彼女なのか」と我に返ることがある。 それはいつもネガティブな感情で、こんな気持ちになったことは今までなかった。 ちゃんと私は私の支配下に、私生活は文字通り、ずっと私のものであった。 それが彼といると私が私じゃないように思える。知らない誰かが私を動かす。空間が私たち二人を恋人同士と認識していると強く感じる。 だから二人はまるで恋人同士みたいな雰囲気を作る。でも、なんかこう、異質な空気を感じ取って、私は目に見えるものすべてを口に出し、なるべくその
高架下や都会の看板の裏なんかには ヤツがいる。。 そう。 ヤツ、 決して読めない落書きだ!!! 落書きするのは良くないぞぉ?? けどな、気になるんだ、 あれがどうやって描かれるのか。 はたまたどうしてみんな同じような字体なのか。 落書きスクールとかあるんかな? グラサンかけた悪そうなヤツラが集まって夜な夜な教え合ったりしてんのかな? 「おい!ここはもうちょっと丸くって言ったダロォ!」 「立体感を出すためニャ、色使いが大切ダァ」 みんな家でドラえもんの自由帳と
最近、妙にピントが合わない。 部屋の真ん中にぼやけた本棚がある。 本当に大切なものが見えない。 目医者さんに行くと見る、あの遠い気球みたいだ。 鮮やかに色彩だけが私に突き刺さる。 働き始めた。 それまではずっとだらだら、うだうだ日々を過ごしていた。 夢なんかはあったけど、とっくのとうに忘れた。 薄汚い場所にももう慣れた。 使用済み汚れたおしぼりも触れるようになった。 働くことはそれなりに楽しい。 年上の人は優しいし、同期の人も気軽に話しかけてくれる。 バレンタインの
いつも誰かのご褒美になりたい。 それが私へのご褒美になる。 私のためにみんなが頑張っちゃうような、 キラキラした、 なんだろうなー、何にもなれないなーと思う。 テレビに出るあのコメディアンにも、アーティストにも、 多分どれにもなれない。 そもそも可愛くない。 ひねくれた幼少期を過ごした。 いつも3人組で、一歩後ろを歩いていた。 そんな控えめさは私を強くしてしまった。 「私はここが似合う こうやっていれば平和」 なんて思ってた。 今日も前にいる二人の会話に入れ
眉毛が痛い いつからかずっと 物心ついたときからかな? いや、もっと前からかもしれない 眉毛痛!!! 押しても痛いし、押さなくてもねぇ〜? こんなの恋の予感じゃん? 土器土器しちゃうわねん