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介護 イラっとする瞬間を受け止める

9月10日の中秋の名月は魚座満月でもありました.
魚座満月のキーワードは受容、多様性、浄化.
相手を許す、受けとめる.
自分を認める

母の介護でイラっとする瞬間があります.
トイレを介助の最中にいきなり、廊下の向こうの灯りが気になって、電気を消してきてと頼まれる
そんな些細なことなんです.
まずはこの汚れた紙パンツとズボンを取り替えてからでしょう!とイラッとします.

でも、本当は母の方が正しいのです.使っていない部屋の電気を消し忘れたのは私.
認知症のある母から指図されるとイラっとする.
1人でズボンの上げ下ろしができない母から言われるとイラッとする.

足がすっすと動く母だったら、自分で電気を消しているはず.
それができないので、私に話しかけているのです.

母に、今はそんなことは言わないでとか、何言っているとイラっとするのではなく、
そうね、パンツはけたら、消してくるわ、と言えば良いのにね.

今、母は、私の小学校の同級生の話を8回くらい繰り返しています.

志保ちゃんの同級生、名前誰だっけ?お父さんは電気屋さんで気さくな人だった.お兄さんがいたけれど商売は継がなかった.
→そのお兄さんには志保ちゃんと同じ歳の妹がいて、お父さんは電気屋さんで
の無限ループ
私は適当に合いの手を入れます.
同じ話を繰り返されると、4回目くらいからイラッとします.

魚座満月のキーワードに沿って
8回話を聞いた自分を認める、同時にイラっとした自分も認める
何回も話す母を受けとめるというか、受け流す.

母が退院して半年経ちます.
認知症は良くならない.むしろ進んでいます.これは当然のこと.
無限のループはこれからも続きます.
次の満月は何を教えてくれるでしょうか.楽しみです.

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