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資格は学びの証

資格マニアが医師のサイトで紹介されていました。
医師免許だけでなく、自分の専門分野、専門分野から発生した領域の○○専門医(この言葉が使いにくくなっているので)○○学会認定医など多数取得。
10個以上の○○専門医があると、その人の専門はうっすらとしか浮かび上がってこなくなります。むしろ、何でも相談できる医師というイメージです。

何がその医師を資格取得に駆り立てるのでしょうか?
学会や専門医機構による専門医、認定医は取得して終わりではありません。
医療で更新が必要ないのは医師免許くらいです。
3年ごと、5年ごと更新があり、その専門領域の講座を受け続ける(単位を取得と言います)必要があります。
新しい資格を取って、仕事に活かす?昇進する?給料が上がる?教授になれる?
医療の世界ではこれが難しいのです。継続に時間がとられる割に実りの少ないのが現実。
地域で中枢の病院の最前線にいる医師が時間が無くて、専門医を継続できないという話は聞いたことがあります。


私も、リハビリテーション科専門医と整形外科専門医があり、常に講座受講を心がけています。笑い話のようですが、広い学会場をスーツで走り回って、必要な単位をとっている人がいたら私かもしれません。
最近は感染対策でオンライン研修が花盛り。これは講座受講のためにはとても便利です。自宅ですきま時間に受講ができるから。

そうすると、資格マニアの医師はきっと学ぶことそのものが楽しい、自分の時間として充実していると感じる時間と推測します。
講座受講は学びの時間です。インプットの時間。
医師としても仕事はアウトプットの時間。
アウトプットの時間があるのかしら?と他人事ながら心配になります。

新たな資格を取ることは学びの時間。
資格は学びの証です。
資格マニアの先生のこれからのアウトプットを期待します。

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