悔しいという言葉
Twitterで医療職の人がコロナになり、自粛していたのに悔しいと投稿していました。
『悔しい』と言葉。
自粛が足りなかったのが悔しい。
やりたいことがあってやらなかったのに悔しい。
どちらなのでしょう。
辞書で調べると、1.自分がしたことに後悔する、取り返しがつかない2.失敗したことに怒る、勝負に負けていまいましい。口惜しいからの変化。ふた通りありました。
自分の努力が無駄になったように感じて、無力感なのかと思いました。
病気になった人は努力が足りない人そう思って患者さんに対応していては、患者さんは堪らない。
患者さんだったら、自分が悪いのではないから、ゆっくり療養してくださいと言えるはず。
ここまで書いてきて、
実は他の人はいい加減なことしていてコロナにならないのに、自分は努力して、やりたいこともしなかったのに罹患してしまった、忌々しいという暗い気持ちだったのか?と気づきました。
でも、病気になるのは善悪でなく、ただの事実。その人のせいではありません。
健康に留意していても、脳卒中になることはあります。
健康を人間がコントロールできるという、医療者のなりがちな考え方。
まずはゆっくり療養して欲しいです。そして、治った後、自分を責めないで欲しい。
そこに患者さんへの共感や理解があります。
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