見出し画像

「部屋、汚いけどごめんね」と言うくらいなら招かないでほしい

謙遜の類いなのであろうとはわかっているが、人の家に招かれるときに「汚いけどごめんね」と言われるのがわたしは好きではない。そう思うならそもそも招かないでほしい。

誤解なきように言っておくと、汚い部屋が嫌いというわけではないのだ。もちろんきれいな部屋と汚い部屋ならきれいな部屋のほうが好ましいが、汚い部屋に耐えられないというわけではない。

が、「汚いけどごめん」と思われながら招かれるのは嫌だ。汚くてごめんなさいと、汚いことを負い目に感じているのなら、きれいにしてから招いてほしい。

わたしにも社会性はあるので、「汚いけどごめんね」と言われたときは「いいよ、気にしないよ」と言っている。これは嘘ではない。部屋が汚いことに対しては気にしない。しかし、「汚いけどごめん」と言われたこと、もっと言えば本人が納得できていない状態の部屋にわたしを招こうとしていることは気にしている。わたしに失礼なのではないかと思う。わたしが是非お宅に伺わせてほしいとお願いしたのであればともかく、自分で招いておきながら「汚いけどごめん」はあまりにもお粗末だ。自分が「汚くてごめん」と思わない程度に片付けてから人を招いてほしい。

さらに、いうまでもなく「汚いけどごめんね」と本心では思っていないのなら、わたしにそれを言わないでほしい。過度な謙遜はその人の格を低く見せる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?