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【銭湯めぐり69 荒川湯@福井市】県民の優しさが伝わる打たせ湯付き銭湯
【銭湯めぐり69 荒川湯@福井市】
年度末土日の福井・金沢行きの後半戦。3/31は、47都道府県でフルマラソン大会を唯一未実施だった福井県で初めて実施される「ふくい桜マラソン2024」の開催日。石川、富山も北陸新幹線開業に合わせてマラソン大会を始めているが、延伸に合わせて実施されたため2県に倣った形。
朝から金沢駅6:25発、臨時便、各駅停車タイプのつるぎ781号に乗り福井へ。7:00着。宿もスタート地点も金沢駅、福井駅から数分の位置にあったので、かなり快適な朝移動。列車内はほぼランナー一色。
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福井県が恐竜王国などと言い出したのは、2002年に自分が赴任した時よりだいぶ前だと思うが、実質的に県内外、特に全国的に知名度が上がったのは、近年のことだろう。福井駅周辺の恐竜モニュメントの数、種類はエグい。県庁前のベンチまで横から見たら恐竜。今回のコースも上から見たら恐竜の形という念の入れよう。やはりこのネタに乗っかるランナーもいて、着ぐるみならぬ、空気で膨らんだ恐竜に乗る乗りぐるみ?の2名も。
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全国的に気温が高く、福井も心配されたが、結果的にかなり曇天が続いて、朝15度台だった気温がほとんど上がらず、湿度は高いものの、川沿いなどで風も結構吹いていて、それほど暑さを感じない状況。2月、3月とそれぞれ100キロ強の練習でまだ走り込みは足らないと思っていたが、20キロ超の練習を毎週末に銭湯ランで続けていたのが功を奏したか、4回目のフルマラソンで初めてエイド以外は歩かずにゴールできた。やはり練習の距離がモノを言うらしい。
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タイムはネットで4:51と自己ベストでもまだまだ初心者マークだが、そんなことはあまり関係なく、本当の意味での初完走に満足。人生は他人との比較ではなく、克己だと思うことが多いが、まさに、「You、あの登り坂で歩いちゃえよ、35キロ過ぎたら歩いちゃえよ」などという度重なる悪魔の囁きに打ち勝つことができたのが最大の収穫。
エイドは、羽二重餅、厚揚げ、ソースかつやおろしそばまで、福井県の誇るグルメを出しまくりで、自分を含め、大してタイムを気にしないランナーには楽しい時間だったはず。コロッケはやや喉につかえ、半分しか飲み込めなかったが。第1回だったことからも県民の応援は素晴らしかった。福井県こんなに人口いたかなと言うと失礼だが、そんな感想を持つくらい老若男女の声援が力に。丸岡城の前を走ったり、足羽川沿いを走ったり、風景もなかなか。あとラッキーだったのは、全国で唯一新幹線の真横を一般道が走っている場所で走っている時に、後ろから新幹線に抜かされる経験をしたこと。ランの遅さを体感笑
フィニッシュ後の記念品も、メダル、バスタオル、ドリンクは定番だが、さらに追いどら焼き、煎餅、バナナも付いて大盤振る舞い感。初回にしては大成功だったのではないか。
ラン後、いよいよ銭湯に。元々は、鉄道で行ける場所を考えていたが、交通規制で行けず、東口からタクシーで #荒川湯 へ。これが大正解。風呂に入って、カランの場所を探していたら、ここ空けるから、と端の使いやすい場所を譲ってくれるおじさん。番台の女将さんと、今回はマラソンで東京から来たこと、以前福井に住んでいたことなどを話していると、浴後にエイドでも出ていた県民大好き炭酸飲料「さわやか」を飲んでって、と言う嬉しいお言葉。代金を払おうとしても受け取らない。こういった人とのやりとりがあるとずっと印象に残る。いつか再訪したい。銭湯自体もリニューアルされてそれ程経っておらず、ここは十分やっていける感じがして、頼もしい。ジェット湯などで疲労した筋肉をほぐしたが、特筆すべきは、ボタンを押すと上から湯が落ちてくるうたせ湯があること。スパ銭だと不思議でもないが、普通の銭湯でこれは初めて。楽しい銭湯訪問に。
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浴後は、福井にはこれまで縁遠かったタイプの、マリオットホテル下の超絶オシャレなフードホールふくまち横丁にある #KAKETUKE へ。福井在住や福井出身の後輩たちと一緒にマラソン反省会。県内で宿が取れなかったり、フィニッシュ後の銭湯等の案内をもっときっちりやってほしいといった細かな点はあるものの、全体としてとても良い大会だったとの意見多数。ランで失った栄養を日本酒で補給したと思われる位、カクテルグラスに入れられた盛りのいい地酒をたらふくいただく。駅横で土産を買ってから、さらに立ち飲みで日本酒のおさらいをしていると、以前一緒に働いた元同僚に見つかり、やはり世間は狭いと痛感。帰りの終電新幹線は爆睡で、東京駅で起こされる始末であったが、最も疲労し、最も充実した年度末に感謝。
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