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【銭湯めぐり91 銭湯gokurakuya@荻窪】コンパクトながらサウナ水風呂付きの住宅街人情銭湯

【銭湯めぐり91 銭湯gokurakuya@荻窪】

荻窪の16時スタートの銭湯 #銭湯gokurakuya を目指して、昨日はゆっくりお昼スタート。猛暑が続く中、東京体育館の50mプールも各コース10名ほど泳いでおり、いつもより混んでる感じ。プールを出ると、館内も外の体育館周辺も、若い女性だらけ。テレ朝65周年で行われているDream Festival という音楽イベントを待っているよう。キツい日差しの中、信号待ちしている大集団のほとんどの人が、同じような銀色っぽい機能性日傘を差している風景に驚く。最近男性用日傘も人気のようだが、ここ数年の亜熱帯気候化が行動変容を強いている感じ。それにしても一昔前の白いレースっぽい日傘は皆無だったのが印象的。

荻窪に向かい、最初に向かったのは駅のルミネからも地下で直結しているタウンセブン。以前荻窪編のアド街を見た時に、出てきたソフトクリームショップがどうしても気になっていたため。 #ニューコーミヤ というお店だが、普通のバニラではなく、つい前の客が頼んでいたい季節限定シャインマスカットというのを選んでしまう。「限定」を付けて、値段を少し上げる常套手段にまんまと引っかかっている。まあ暑い中で美味かったので良しとしよう。言い訳やけど。

座る場所はないんですよね
外で一気にいただきました


次にフラフラと目当てを決めないまま歩いていると、店名にピンと来るお店が地下にあって、 #酒蔵駒忠 へ。生ホッピーは初体験。ホッピーは白、黒に加えて赤があるのは珍しいが、生はもっと珍しい。ナカ(焼酎)とソト(ホッピー)が分けて出される訳ではないので、量的に若干物足りないが、やはり風味は違う。刺身をピリ辛出汁に漬けたお通しがなかなか美味い。注文は、久しぶりにだし巻き玉子をいただく。これをお店で食べるといつも思い出すのは、20年以上前の長女のお食い初めで、追加オーダーした大量のだし巻き玉子を娘がほぼ一人で静かに食べてしまい、両親プラス4名の祖父母が悔しがった事件。続いて、牛すじ煮込みとジンソーダをいただいたが、煮込みも特徴のある出汁でなかなかいい感じ。

新しいビルの地下1階


生ビールジョッキだが中身は生ホッピー
煮込みも旨い


16時を過ぎたので、極楽屋へ。駅から少し歩くが、着くと黒っぽいなかなかスタイリッシュな入口で、脱衣所も含めて今風に改装していて快適度大。サウナ・水風呂もあるが、浴室自体はかなりコンパクトで、若者サウナーはおらず、常連客中心。微泡の風呂が抱擁ならぬ「泡擁」との名称で、41-2度程度の東京の銭湯にしてはぬるめのお湯に包み込まれる感じで、長湯してしまいそう。ジェットも電気もしっかり機能していて、最後に水風呂で〆。高齢の常連客は仲が良いようで、客同士、客と若い店番の間で交わす言葉があたたかい。

旅のお供は、橋本幸士氏の「物理学者のすごい思考法」。物理学者の思考法というより、ほぼ職業病の生活への影響を吐露している感じだが、大阪人らしく4ページほどの各エッセイの最後にだいたいオチが付く。そういえばこの銭湯&酒日記はほとんどオチがないなと。本の内容よりも、エッセイの構成を学んだひと時。と言ってまたオチがなくて何も学んでない…

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