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【銭湯めぐり74 駒の湯@仙台市】地元の老壮年に愛されるサウナ付きビル銭湯

【銭湯めぐり74 駒の湯@仙台市】

GWは東京圏外の銭湯巡りが続く。今日は年休を取って、JR東日本がやっている「どこかにビューーン」という行き先はガチャで決まるポイント消化プログラムで遊んでみる( #どこビュン仙台駅 )。

こんな感じで決まるので楽しい

行き先はJR東管内の新幹線4駅のうちの1駅。今回は仙台駅に決定!正直、JR東管内でどこでも往復で6000ポイントだけで良いのなら、「人生=博打」マンには僥倖以外の何ものでもない。向かない人も多いと思うが。

宮城県でほとんど観光をしたことがないので、まずは仙台から仙石線に乗り換えて松島海岸へ。芭蕉を持ち出すまでもなく、日本三景の名所。まずは伊達正宗の菩提寺、国宝 #瑞巌寺 へ行こうと歩き出すが、途中観光地あるあるの立ち寄りスポットが。角にずんだ餅の店と笹かまぼこの店 #阿部蒲鉾店松島寺町店 が並んでいるではないか。早速入ると若者のカップル中心に、笹かまを電熱器で焼き作業中。つい、おひとりさまでも真似してしまう。魚の風味がしっかりとした笹かまだった。

表裏で6〜7分かかる
ここに吸い込まれる


瑞巌寺は、お寺とはいえ、各部屋の意味付けと襖絵等は尋常ではない。上の間と上々の間との違いを国際スポーツ大会でのVIPとVVIPとの違いと似ていると感じたのは自分だけか。それはともかく、JR駅から徒歩圏内で国宝や重文がゴロゴロあるのは素晴らしい。

建物内は撮影禁止


途中、海岸側に行けば、松島の風景をしっかり眼に収められる。時間があれば遊覧船でゆっくりと行きたいところだが、何せJRに指定された新幹線に乗る必要があり、宮城滞在は約8時間。ちょっとそこまでは手が出ない。

ああ松島や
ここは歩いて渡れる


続いて見つけた場所は観光地っぽくない立派な酒屋 #むとう屋 。有料試飲コーナーは、京都の酒蔵のようなハイテクマシンはなかったが、店員の真心は健在。最初1杯飲んでから、3種飲み比べセットの方が安いことに気付き、あと2杯をそれで安くしてもらったが、木の台の空いたスペースにもう1杯別のお酒をサービスしてくれるとともに、ちょっとしたツマミもサービス。こういうことがあるとちょっとお土産も買いたくなる。やるな。

真ん中はサービスでいただく
シェイクも人気


お昼は時間があれば、そこら中にある焼き牡蠣食べ放題と行きたいところだが、ここはサクッとカキラーメンを #松島さかな市場 にていただく。寿司コーナーは外国人で長蛇の列。カキラーメン、あまり期待はしていなかったが、カキも麺も出汁もちょうどいい感じで旨い。地酒の1合瓶もいただいたが、販売元は先ほどのむとう屋。やっぱりやるな。

大賑わい
カキの出汁が効いて美味いっす


そこから仙台に戻り、 #仙台城跡 に向かうが、観光バスるーぷる仙台が、GW期間中は混雑回避のため仙台城跡まで行かずに、途中下車して無料シャトルバスに乗り換える必要があるなどして、手間取って、結局サラッと城跡の礎石や馬上の伊達正宗像を見ただけ。

流石の勇姿
絶壁の上にあることが分かる


そこから本来の目的地 #駒の湯 まで徒歩で向かい、開店20分後の15:20頃にようやく到着。汗もかいたので入浴には良いタイミング。490円の銭湯だが、ビルの2階で、カランの数は8ヶ所とかなりこじんまりとしているものの、近年リニューアルしたらしく、とても清潔な感じ。温度設定できるカランは自宅のよう。お湯は白湯の温度高め低めが2種類とシンプルだが、サウナは無料。特筆すべきは、壁のタイル絵が富士山ではなく、松島であることだろう。先に本物の松島を見てからだったので、感慨もひとしお。

電話は使えなかった


その後は、近くの繁華街で牛タンとかを頂こうと散策するが、16時という中途半端な時間帯もあってか、うまく見つからず、仙台駅に向かうことに。

牛たん
おつまみは写真以外にもう一つあってなかなか充実


駅の3階に牛タンストリートなるものがあり、1番人気の店は行列だったので、隣の #味の牛たん喜助 へ。牛たんの他、ちょこちょこツマミとドリンクがセットになった晩酌セットでビールとお代わりにハイボールをいただく。駅内でハシゴしようと、 #藤原屋みちのく酒紀行 で100円で試飲できるマシンを虎哉純米大吟醸で試してから、隣の立ち食い寿司 #塩竈しらはた へ。今日のおすすめなど7〜8カンをビール、阿部勘でいただき、エクストリーム(?)日帰り旅は終了。時間調整できる立ち食い寿司って素晴らしい。無事予定の新幹線にも乗れて一安心。

試しちゃうよね
ホタテは地元産で塩でいただいた
もっと居たかったな


旅のお供は、先日の京都訪問時に大学ショップで購入した山極寿一、小川洋子の対談本「ゴリラの森、言葉の海」。ハチやアリと人間との対比は別の本で読んだが、今度はより近しいゴリラvs人間論。まだ序盤だが、人間の本性(男女差も)に迫るなかなか際どく愉快な対話。こういう会話ができる人になりたいものだ。

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