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【銭湯めぐり66 文化湯@大島】駅遠だが、地元で大人気の広々露天あり銭湯

【銭湯めぐり66 文化湯@大島】

昨日伺った #文化湯 は、最寄りは都営新宿線大島駅だが、ここしばらく続いている銭湯ランで向かったため、この駅は使っていない。近くに都内の「三大銀座」商店街と言われる商店街の1つ砂町銀座商店街があるため、入浴後ここをブラブラするのも目的。ちなみにあと2ヶ所は、戸越銀座と十条銀座。銭湯めぐりをやっているせいで、自然とコンプリート!昔ながらの商店街、いいですね。もう何年もショッピングモールには行ってません。ECサイトは使いまくってますが…

ランコースをGarminで作成する方法にはいくつかあるが、スタートとゴールを決めて、その間の人気ルートを辿るコースと、分岐の少ないコースなどがあり、最短距離で行きたい場合は後者だが、ちょっと景色優先なら前者の方が向いている。

こんなコースで23キロ


昨日は前者を選んだら、東大駒場の横を通って、代々木公園横、原宿、表参道、皇居ランの南半分を通るルートに。青山通りは何度も走ったが、高級ブティックひしめく表参道(原宿ー表参道駅間)を走るのは初めてで、渋谷に匹敵する観光客の多さ(アジア系も多いが日本人はマイノリティ)にかなり驚き。早く雑踏を過ぎ去ろうとジグザグ走行をしていたが、途中何度か止まらざるを得ないほどの混みよう。

その直前に、代々木公園南の道を走り、路上生活者とその家財道具をまとめたキャリアーが多数並んでいるのを見た直後だっただけに、落差に少しショックを受ける。30数年前、バブル崩壊直後に初めて海外旅行に行って、柄でもないブランド物の店に入ったり、危ない地域の注意点のレクチャーを受けたりしたことに対して、時間差でお返しを受けているようにも思える。昨日は気温が高かったため、23キロでも3回コンビニでドリンク休憩し、何とか目的地に到着。

文化湯の説明


文化湯は、駅からも離れていて、地元民以外ほぼいない地元密着型銭湯。正直番台の旦那さんもあまり愛想は良くないが、銭湯も通い慣れると気にならなくなる。風呂の種類は多く、清潔感のあるいいお風呂。ボタンを押して強力ジェットが出るタイプの風呂や横から出るもの、電気風呂、露天風呂、炭酸泉に加え、岩盤風呂もある。効果が分かりにくいが。14時開店で、ひっきりなしに高齢者中心のお客さんが来る感じ。家に風呂があろうがなかろうが、特に年配の方は歩いて銭湯に入りに来ること自体が、健康増進に繋がると思う。自分は、ラン後に水分補給せずに入ったため、やや脱水症状気味になってしまったが、これからの季節、気を付けよう。

砂町銀座東端


風呂上がりに、お目当ての砂町銀座へ。ここは他の2銀座とはまた全然違う。ざっくり言えば、戸越は最も観光色が強く、十条は店の種類のバランスが良く、砂町はひたすらお惣菜屋のオンパレード。一体何軒あるんだろうと思うが、なかなか面白い。あまり時間もなかったので、おでんの食べ歩きをしてから、ちょっとレトロ風の居酒屋で軽くいただいて、残りは色々晩御飯のおかずを買って帰ると言う、典型的な観光客的行動。

出汁染み染み大根
具材の種類も多い


おでんをいただいたのは #増英蒲鉾店 。具材を売っている横でおでんを持ち帰り、食べ歩き用に売ってくれる。食べ歩き用にはビニール袋に串刺し状態で具を入れてくれるパターンと、貸出し皿に入れてくれるパターンがあり、前者をお願いし、ぶらぶら食べ歩き。旨いし安い。ピリ辛のさつま揚げが特に出色。お土産にもさせてもらう。

チェーン店っぽい外見


最後は、 #銀座ホール と言うレトロ風居酒屋。焼き餃子、ハムカツを生中と冷酒(「令和5年度しぼりたて新米新酒 純米生酒」とメニューにあるが、銘柄は不明)でいただく。隣にロシア人カップルと思われる2人が嬉しそうに入店してきたが、どうやら女性が注文した生姜焼きが甘すぎて、それをお持ち帰りにして別のメニューを注文するとか言い出した後に、男性の方がかなり怒り出して、途中両者無言。最後も男性がプイッと先に退店。ロシア語のやりとりだったため、中身は推測でしかないが、声色や顔付きで何を言っているかが大体分かる。随分前に全く外国語を話せない自分の親が欧州でそれなりに現地人とコミュニケーションを取っていたことを思い出す。

薄ガラスのジョッキ
ど定番
これも面白いコップ酒


旅のお供は、ランの荷物を軽くしたいため、薄い文庫本というしばりもあり、またまたビギナーズクラシックスの吉田兼好「徒然草」。堅苦しい宮廷生活への興味が薄いためしっくり来ないことが分かっていた枕草子よりも、自由人兼好の書いたこちらを先に読みたかったが、敢えて古い順にしたもの。自分の駄文も読んでもらうために書いているというより、記録に残したいというだけなので、少し兼好に気持ちは近いかもしれない。

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