love once upon a time⑥

時代は戻ってまだUM(Universiti Melaya)の寮に住んでいた1997年。
彼はもうBerlitzでバイトしていた氣がする。だれかから譲り受けたのか、買ったのか、広い校内でバイクに乗るようになっていた。
マラヤ大学は寮がたくさんあって正門の方に1寮があって確かそこに東大卒かな?休学して来てた子かな?日本人の男の子が住んでいた。後にReiは1寮に移った。
全然反対側の新しくジャングルを開発したみたいな方には9寮だったかな?があって、そっちにプールもあった。半分から深くなっているプール。彼はVacationで家族で海に行く習慣がある家族で、泳ぎも得意でわたしは彼にUMのプールで泳ぎを教えてもらった。大学構内は元々ジャングル。緑の中を彼のバイクのうしろに乗って走るのは楽しくうれしかった。
わたしはものすごいマイペースで ペースを乱されると立ち止まって何もできなくなってしまう。水泳は小学校で何年かスイミングスクールに通ったけど全く泳げるようにならなかった。怖さがあったけど、彼は一切pushしてこないでわたしのペースで付き合ってくれた。信頼していたし安心感があった。とっても褒め上手でもあったと思う。わたしは氣持ちよく練習できてこの時からある程度泳げるようになった。このときから泳ぐなら深いところが好き。
この彼のバイクは後に誰かにシートをナイフみたいなもので切られてしまう被害にあった。イスラム教徒である彼が堂々と彼女を連れて歩いているのが気に入らなかった学生がいたのかもしれない。アルバニアは共産党の時代があって宗教の実施が禁止されていた。でも小さい国だしみんながそれを知っているわけじゃない。シートを切られたときの彼の傷ついた顔は忘れられない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?