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当たり前を考える

赤い冊子は「贈る本のカタログ」です
著名な人が、自分の好きな本を贈りたい理由と共に載せていて
わたしはいつも、こういった情報から自分が買う本を決めることが多いです

で、気になった中の一冊がコレ
自閉症の僕が跳びはねる理由

実際とても読みやすいし、自閉症の方本人が書いているところが珍しい

この本で私が一番印象的だったフレーズがこちらです

「話せるということは、声を出すことではありません。みんなは、そのことをちゃんと分かっていないように思います。
言葉を話せるようになりさえすれば、自分の気持ちを相手に伝えられると思い込んでいませんか?」

すごくハッとしました

わたしの話になりますが、わたしは手先は割と器用ですが、生き方はとてもとても不器用です
なので、みんなが簡単に出来ることが、自分はできないという場面がたくさんあります(すんなり納得出来ない場面も)

ですので、みんなが簡単に出来てしまうことに対していちいち立ち止まる必要があって、どうしてわたしはできないんだろうを深く考察するのが癖です

みんなと同じようにできないということは辛かったり困ったり、スムーズに行かなくて大変なのですが
できないからこそ、当たり前とか普通という概念を捨ててゼロから知りたいと思うのです
そして、ゼロから努力して出来るようになったことは、後々とても得意なことになったりして、わたしの自信に繋がっています

例えば息をすることや呼吸に対して学びがある人は、そこに困難さを感じたことがあるのではと思います
息を吸うなんて当たり前すぎて考えたこともないという方が多いと思いますが
実際聞かれたらわからないことの方が多いと思います

当たり前の日常の中で、改めて立ち止まって考えてみたら新しい発見があるかもしれませんね